Handmade Bicycle 自作自転車・改造自転車(実践編)2024.01.01 作:秋元なおと
実用に足る主な自転車ピックアップ
1.膝立自転車(子供の玩具として)
一輪車のタイヤを利用しても作れる自転車。膝立して足先で漕ぐわけだが、足先の素早い動きでほぼママチャリに近いスピードも出せます。ホビー車推奨。(特許第6717717号)
2.木製プローン型自転車
木製で三角フレーム構造の寝そべって漕ぐ自転車。(特許第6893729号=後輪蛇行を意識してるが不十分ですが)
3.木製と鉄製の小型立ち漕ぎ自転車
木材とワイヤーで三角フレーム構造を作り、立ったままでも疲れない長いペダル板で駆動します。足先の早漕ぎでスピードも出せます。鉄製は変速機付き。
4.2軸ペダルの立ち漕ぎ自転車
太ももを上げすぎずに、歩くのに近い動作で立ち漕ぎを長時間継続しやすくできます。(特許第7233822号)
5.荷物運び用セミリカンベント型自転車
後方荷台に10kgの米を乗せたり、横づけで大きな絵のパネルを運べたり、前方の荷かごで長尺な棒を運べたりします。背もたれを付けたセミリカンベントタイプ。DIY資材運びや日常の買い物に実際使っています。
6.自転車のサドル
お尻の曲線に沿って包み込むような形状のサドル。

日常ノリの自転車をセミリカンベント風に 2023.12
2015.10の記事の日常使い(もう8年も使ってるのか)自転車ですが(下の写真)、内装3段の後輪が手に入ったので、パネル置き用の荷台金具を変速機と干渉しないように少し浮き上がらせる改造をしました。それまで重く感じていたペダルがすごく軽くなりました。後輪のベアリングの滑りの差もあるのでしょうが、どうやらチェーンのサビ付きによる摩擦の差もあったようで、これはメンテナンスで気をつけたいポイントでした。
この自転車は前輪を小さくして後方の荷台スペースを確保しているのですが、そのためハンドルを前方に倒し、サドルは斜め後ろ方向に曲げて設置しています(下の写真)。
リカンベント型は背もたれがあり足に力を入れやすい(ただし立ち漕ぎはしにくい)という利点があるのですが、今回内装3段に変えて立ち漕ぎは必要なくなったこともあり、ペダルは充分前方にあるので、サドルだけ後方にずらせればリカンベント型になるなぁと興味がわきやってみました。
ハンドルを継ぎ足しで5cmほど長くしました。
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日常の買い物で使っているのですが、走行させていると背もたれに支えられてペダルに力を入れて踏むことができるのを実感しました。そして風がある時に体を背もたれにあずけて後方に倒すことで風を受け流している感じもあります。
普通のママチャリも背もたれを付けるのはいいんじゃないかと思いました。
これまで日常で使っていたママチャリ改造自転車
木製プローン型自転車 2023.12
2023.01の記事の半立ち漕ぎ(プローン型)木製自転車の木材の使い方をもっと後輪のフレームに使えるんじゃないかというアイディアが浮かんで、まずは下のようなイラストの板を使って左右にたわみやすい自転車をイメージしたのですが、今ある自転車の構造を活かしてまずは下のように改造してみたのです。
いちおう後輪フレームに食い込む木材の使い方はできたのですが、いっそのこと後輪軸まで伸ばせそうだとさらに上の改造をしました。
・歩道を走れる自転車の長さ制限190pはちょっとオーバーしています。立ち漕ぎというより腹ばいのプローン型にしたのであきらめました。
・ペダルの足を支える部分を塩ビ管を加工して作りました。
・スタンドは自転車が長くハンドルを持った状態で後輪まで届かないので、胴体の中央に木製で設置しました。最初は前輪に付けたりしてたのですが、前輪だと置いてる状態により回転して倒れることがあるので、ここに落ち着きました。
少しだけ試験走行をしましたが、も少し調整が必要な感じですが、デザイン的には満足したのでそこで止まっています。
※こうしてまとめて最初の板のアイディアイラスト見ると、板で作り直してもいいような気もしてくる。ちょっと考えとこう。
今は無き試作車とアイディアスケッチ
木製小型立ち漕ぎ自転車 2023.08
下の2023_06その3の記事の自転車からの改造です。
例えば東京のマンガ同人誌即売会に夜行バスを利用して行く時に、携帯できる荷物運びの自転車はできないものか、と以前から事ある毎に考えてちょこっと試作しては挫折しているます。最近作っている自転車で一番小さいので、もしかしたらとさらに改造してみました。
1.前輪フォーク上に荷物台を付ける。
2.前輪フォークを荷物を乗せやすいように幅を持たせるため逆三角形に。
3.フレームに寄り掛かるのではなく立ち漕ぎと割り切りフレーム辺を約20cm短くして、もたれるためのクッション台を撤去。
4.ヒモの張り方を変更
などなどです。

以前のテストで立ち漕ぎ自転車は漕ぐときに左右に倒れようとする力を抑えるために腰当てなりが無いとハンドルで倒れ防止をする必要があり余計な力が要りると記載してますが、この自転車はちょい乗り用と割り切ってるのと、膝で木製のフレームをはさむことでそれと同様の効果を出せるので、近所を走る分には左右の倒れは気になりませんでした。

さて作ってみて、分解して夜行バスに荷物と共に運べるか?というと今回はちょっと無理かも、とあきらめました。輪行の大きな自転車バックには余裕でおさまりますが、宅急便で送るのには許容内でしょうけど。
この構造から後輪を小径にしキックボードにするかキックボードにプラスアルファした何かか…あともう一ひねりしてみたいと思います。
補助輪付きのペダルの考案 2023.07

下の自転車を作っている途中で、ペダルの板の後方に補助輪を付けるアイディアを思いつきました。倒れにくい、というのと長いペダルの板を支える構造をフレームに求めなくてよい、というメリットがあります。
平衡感覚が怪しくなったご老人の一つの選択肢にもなるかも、と特許申請してみました(特願2023-125029)。
鉄製小型立ち漕ぎ自転車 2023.06

下の記事で普通自転車から1軸ペダルの立ち漕ぎ自転車を作りましたが、メリットがあまり感じられなかったので、いっそのこと小型でカワイく鉄製で受け入れられやすい立ち漕ぎ自転車を作ってみることにしました。
なかなかいい感じの自転車ができました。
普通の自転車を立ち漕ぎ自転車へ改造できる? 2023.06
下の記事で2軸のペダルでなく1軸のペダルでもそこそこの走りをしてくれていたので、作りやすく普通の自転車との差異も小さい外見の「1軸ペダルの立ち漕ぎ自転車」を作ってみようと思いました。
手始めに普通の自転車をなるべく改造せずに作れるか?に挑戦です。
背もたれの構造を追加して、ペダルのクランク長を短く取り換え、そこに板状のペダルを後方をヒモで吊るす形で設置しました。ハンドルまでの距離が遠くなるのでハンドルをちょっと工夫。
これで立ち漕ぎ者になりました。走りも悪くは無いです。
ただ、これだと普通のママチャリに比べて後方の荷台が犠牲になっており、メリット感が出せないので魅力は半減かな、と。
木製小型立ち漕ぎ自転車 2023.06_その3

2023.01の記事の自転車から
・ペダルを長い板に変更して、板の後方の動きを棒やひもで制限することで足を置く位置で変速機と同じ効果を狙って試行錯誤していました。
・後輪から伸びるフレームの木材を1本から細い2本にしました。ヒモでフレームを引っ張って支える構成が割と信頼できそうなので、やってみました。なんとか強度的にはいけそうです。
・ペダルの長い板はこれまで木材で作ってきましたが、角材で溶接して構成した方が踏み込み時の揺れが発生しないので金属の角材です。滑り止めに自転車のタイヤをヒモで覆ってみました。
・寝そべるのではなくほぼ立って漕ぐように、底辺を短く構成して、より小型にしました。
・ハンドルの両端をヒモで動きを規制しました。
・フレームの木材を軽いアルミの角材や竹材に変えても成立する可能性は見えてきました。
平地での立ち漕ぎの走りは満足です。早漕ぎもできてスピードも出ます。
現在のデータ:後輪14インチ、前輪10インチ、ギア比16:58、クランク長8cm
2軸ペダルの特許と最新試作車 2023.02
2軸ペダルの特許が取得できました。特許第7233822号

チェーンの二重かけと一重かけ
実動車としては2022.12の記事から2023年6月に一部改造してみました。
内装変速機の26インチ車輪が入手できましたので、チェーンを一重掛けしつつ可変速できる試作車になりました。
この試作車はペダルの取り付け方で特許の文言と構造が違う部分があるのですが、特許新規性のキモの部分ではないのでそのままにしています。
この機構の欠点は金属で制作するとペダル部分で重量が増えることです。アルミなどの素材で構成できるといいのですが、アルミの溶接加工は私には無理なので、それは未来の夢として置いておきます。
主なデータ:・後輪26インチ内装3段、前輪14インチ、ペダルギア48、クランク長:前方約13.5p、後方約8p。(2023.06)
塩ビのサドル 2023.02
往復4時間ほど自転車を漕ぐと、しばしばお尻の皮がむける。クッションを厚くしてもむける時はむける。何度も経験しているのだが、汗をかいてシャワーを浴びる時にしみて痛いのはいただけない。
ということで手元にあった塩ビ管の廃材をコンロであぶって変形させて自分のお尻の形に合うようなものを作ってみた。
これはクッション材はなく塩ビに黒塗料を塗ったもの。
往復4時間ほど何度か使ってみたけどお尻の皮がむけることは無かった(笑)。
お尻の骨の突起を包み込み骨との当たりを分散させるのはよいことのようです。
最近の電動アシスト自転車の大きめのサドルを見ると、ここまでではないですがお尻の部分がくぼんだデザインのサドルがあるようです。分散型が正解みたい。(追記:2024.01)
木製小型自転車 半プローン型 2023.01_その2
2つ下の記事の自転車から変更点
・前輪を10-->12インチ、それに伴いブレーキ位置が変わるので前輪のホルダー作り直し ←遠距離走行に耐えられそうな気がして
・クランク長を8-->10cm ←登坂性能はこれでだいたいママチャリ同様になります
・ヒモの貼り方を上部を二股に変更 ←左右の振れを抑止するためにいいかなと
・バネクッション付きの胸当てを付けました
・前後タイヤカバー装着

近所を走った結果
登坂性能や走る速さには問題なかったですが、足が疲れる。これを乗車姿勢かペダルの形状でかで解決できるか、が次の課題です。
重量測りました。10kgでした。私史上過去最軽量(8.8kg: 2017.03)にはなりませんでした。もっと軽いかと思っていましたがちょっと残念。でもこの軽さは坂を押して運ぶときに楽でいいです。なにせ鉄製2軸ペダルの自転車は重いので、そこが課題と感じているので。
木製一輪車 2023.01

2010年にリアカーとして作ってそのまま使わずにいた台を解体してたんですが、その車輪を利用して廃材で作ってみました。時々重いものを運ぶときにプラスティック車輪の台車では舗装道路をスムーズに運べないので、この空気タイヤならよさそうです。このタイヤはホームセンターで割と安い台車用のものを購入したのですが、重くて回転もイマイチなので自転車などでは使えないなと思って持て余していたので本来の台車として生かせそうでめでたしです。あと一つタイヤ余ってるなぁ。そのうちなにか…
木製小型自転車 半プローン型 2023.01

2021年12月の記事[膝立+木製 自転車 2021.12]の自転車を作り変えました。
思った以上に、なにか使えそうな自転車になりました。ここからまたちょこちょこ改造進めたいと思います。

・軽量化のために初めてペダルの軸部分を短くカットしました。
・ヒモは止め金具で張りを作っているのですが、ヒモを外すと木材はすべて金具から外せる(ビス固定していない)仕様です。
・寝そべって乗るプローンタイプですが、これくらいの角度なら胸当てはなくても短距離では大丈夫そうです。
・初めて改造自転車でマウンテンバイクなどによく使われているタイプのブレーキを前輪に使ってみました。

"輪行"(電車に自転車を乗せて行った先で自転車で移動する)にいいかもしれない。もしかしたら東京のマンガ同人誌のイベント会場まで重い本を運ぶのにも使えるかもしれない(笑)。…と妄想が膨らみます。

後輪14インチ、ギア比16:58、クランク長8cm

ペダルの軸をカットして通常の自転車より幅の狭いペダルを構成してみました。(2023.01.29追記)

コレ木材を一部竹に変えてみる。乗れる。漕ぐとギイギイ竹のきしむ音がします。将来ちゃんとした竹の自転車を作るためのイメージトレーニング遊びでした。(2023.01.29追記)
半立ち漕ぎ(プローン型)+後輪蛇行+木製 自転車 2023.01


半立ち漕ぎの木製自転車は2022年2月の記事のように挫折してから、触ってませんでした。
2軸ペダルの自転車が一段落したので、当時の反省をつらつらとしていく中で当時の写真(↓)も改めて掘りだして見てみると
(1)体の傾きが胸のクッション部分を変更したことで体の角度が少し立ち上がったために足に負担が増えたのでは?
(2)実はクランク長13.5cm-->16.5cmにしていたようで、そのため足の動きが大きく負担が増えていたのでは?
ということで作り直しをしてみました。いつものように紆余曲折しながら上の写真のように落ち着きました。
主なデータ
・後輪24インチ6段変速、ペダルギア58、クランク長:13.5p


上にたどり着く前に、前傾姿勢にするためにこういう形も試作。
その前には下辺のヒモを板にしたタイプも試作。
試作してみて改めて木製自転車の難しさを実感。
ペダルを踏んだ時に車体が斜めに倒れようとするわけですが、それは後輪の接地点を中心にして倒れることになります。その時に前方のハンドルから接地点に伸びた回転軸から離れた位置にある木材はその分大きく変形することになるので、木材にとっては不利になるようです。試乗中に破断しました。そのことは下の2019年11月の記事でも言及していることでした。木材にはねじりや曲げよりも耐荷重のみの力がかかる構造になるべくすべき、という改めて、です。

2022年2月でテストした時の写真。改めて確認するとクランク長は16.5cmに変更してたっぽい
立ち漕ぎ+2軸ペダル 自転車 2022.12_その2

下の自転車から
・2軸ペダルの後方を手前に持ってくる(チェーンを無駄に長くしない)
・前方ペダルのクランク長さを20p->13.5cmに戻し、代わりに足乗せ板の前方を飛び出すようにして、仮想的なクランク長を長くする(無駄に大きな回転動作にしない)
・上記の仮想的なクランク長を有効にするために、後方ペダルのヒモから板に変更
・ついでに前輪をデザイン重視で変更
・下方チェーンは長くてどうしてもたるみが出て衝撃で車体が揺れるとチェーンが外れやすくなるようだったので、制動のための針金の枠を追加
…ほかいろいろ。

主なデータ
・後輪24インチ16ギア、前輪14インチ、ペダルギア48、クランク長:前方約13.5p、後方約8p
←これで、ママチャリよりも約1.2倍早く、登坂性能は足乗せ板の前方を使うことで同等程度となる。

まぁ、やりたかったことは実現できた気がします。大みそかにいったんけじめをつけれたような感じです。今後細かい改善をしつつ、長距離テストもしてみようかな。
立ち漕ぎ+2軸ペダル 自転車 2022.12

下の記事から、足置きのチェーンと車輪のチェーンが重すぎた?との反省から
・足置きのチェーンはヒモに
・車輪のチェーンは変速機能を使うために、二重にしているのですが、足置き板の足の位置を変えることである程度変速に似た力の可変性を持つので、一重掛けにしてみました。
(以前一重掛けで変速機能を使おうとしたら、変速機のチェーンのたるみ取りのバネがペダルを反転させたときに機能しなくなりチェーンがたるみすぎて外れやすくなるので、一重にする場合には変速機のバネ部分は使わないのです)
この変更は車体をすっきりとさせてくれました。
さて、近所を走ってみると…やはりいまいちです。歩くようには漕げないのです。
次の改善へと続きます。
立ち漕ぎ+2軸ペダル 自転車 2022.07

ある日突然、振り子運動について取りつかれた結果、下の自転車から改造してみたのがこれ。
振り子は長さが同じなら重さに関係なく同じ周期で振れる。歩く時の足の長さで足の振り子のように一定の周期運動をすることにより無理なく足を動かせる。それを自転車にも応用できるのでは?と考え、足と同じような長さの振り子構造にしてみました。
足の長さの振り子にすべく2軸ペダルのひとつを後輪の上に配置。前後の振り子運動を大きくできるように、2軸ペダルの前側クランク軸を16cm→20cmと大きくしました。
・足置き板は廃棄スケボーの板を縦半分にして使用。かかとの角度を調整のために三角の木材を設置
・足置き板はブランコのように大きな鎖でぶら下げました
・股下にチェーンがくるのでチェーンカバーも作成

こうすることにより、足の動きと似たようなペダルを漕ぐ動作に近づく…
ハズでしたが、実際に近所を走ってみると、そういう感覚は得られませんでした。
鎖が重すぎるのか、チェーンが長く重すぎるのか…等々の反省の元、上の記事へ行きます。
立ち漕ぎ+2軸ペダル 自転車 2022.06
Stand up Riding with twin pedal
下の記事から2,3度長距離テストをして、ちょこちょこっと改造してきて、今はこの形になってます(途中の形は省略)。
テスト中に2回ペダルの板が外れる事故がありあせりましたが、なんとかケガもなく応急処置もできて大丈夫でした。
・ペダルの先の方に2か所段差を付けて足の脱落防止と踏み込み位置が感触でわかるようにしました。
・立ち漕ぎですがちょっと背もたれに体重を預けた方がペダルの動作が楽になりそうなので、背もたれ角度を倒し、後輪も少し後方にずらし、合わせて前輪を16インチと大きくしました。
・背もたれはお尻の部分に力をかけ、腰の位置もずらしながら漕ぐので重要なのと、ゆったり漕ぐときの肩近くの背もたれもあった方がいいようなのでこの形に。
・二軸ペダルの前方のクランク長を普通のママチャリの長さに変更。←ペダル板を踏む位置で登坂性能とスピードとを使い分けることができることが実感できたので、さらに進化させるために変更。これをすることで、変速機を使わないで板の踏み位置を変えて漕ぐことで漕ぎ始めから加速して高速走行して坂を上がるところまでママチャリと同等の力を引き出すことができるように思います。
・二軸ペダルの後方のクランクアームからペダルをつなぐのに針金で作っていたのを厚めの鉄の板材に変更。
前かごはできれば変えたいです。今はありもので我慢。
立ち漕ぎ+2軸ペダル 自転車 2022.02
Stand up Riding with twin pedal
2軸ペダルの姿勢と力の制御用には背中で受けるのがいいのではないか、という下の結論から制作し直した自転車です。
それと同時に、これまで前側のペダル軸にワイヤーなどでペダルをつないでいたのを、逆に後方のペダル軸にワイヤーを付けてみました。最初は後輪の上に軸を持ってきて小型化したかったのですが、うまくいかないようなのでこの形に落ち着きました。

最初は下の写真のように20インチの小径で作りましたが、走らせてみるとギア比に余裕がありましたので現在は左の写真のように24インチにしてみました。

ペダルの板と後方のペダル軸のクランクアームとを柔らかいワイヤーでなく固い針金で構成しました。こうすると足の角度の自由が利かなくなるのですが、その代わりにつま先の踏み込む時にクランクアームが疑似的に長くなって坂を上りやすくなる可能性があるのではないかと期待されます。

これをもって近く長距離テストもしてみたいと思います。
そして申請している特許の審査請求に入りたいと思います。
半立ち漕ぎ(プローン型)+後輪蛇行+木製 自転車 2022.02

最初は↑のような形の肩当てでしたが、2022年1月にこれの半分くらいの長さの肩当てして2度目の長距離テストみました。

確かに加速したいときに肩当てがあるとペダルに力が入れやすかったです。
ただ、実際に走っている時に後ろを向こうと振り向くと邪魔になりました。
また、信号機で降りたり乗ったりするときに、ちょっと邪魔になりました。
長距離テストの途中でこの肩当てを外してしまいましたが、胸当てに肩を押し当てるようにすることで似たような力を加えることも可能でしたから、なにかちょっとした突起があるだけでよさそうな気がします。

この長距離テスト走行では、途中でペダルの足当てを外してみたりとか、腹当てを一部外してみたりとかやりながら走っておりました。後輪のペダルは回転はスムーズにするものの、なにか引っ掛かりもあるのもあってか、とにかく非常に疲れるテストでした。帰りの途中で太ももが疲れでひきつってくる状態になり、途中で自転車を駅に置いて電車で帰ることも考えましたが、ちょうど近くに駅もない場所だったので、とにかく休み休み、途中はかなり歩いて帰りました。
というわけで、一時はこのタイプの自転車にいい印象を持てていたのが、ちょっと気持ちが離れてしまいました。
それで今は別の自転車に気持ちを向けることにしました。
(時系列がわかりやすくなるよう2021/03の記事より分離:2023/01/17)
膝立+木製 自転車 2021.12
The Knee Stand Riding Bicycle ; with wood, rear wheel meandering
木材で自転車を作れるようになってきたので、気分転換に膝立自転車で後輪蛇行の自転車としてこういったものもいいかもしれないと、形にしておきました。いろいろ課題はあるので、ここからまた改造していきます。多くは語らず(笑)。
半立ち漕ぎ(2軸ペダル)+木製 自転車 2021.12
Semi-Stand up Riding (Prone) with Woods with twin pedal
下記事の自転車からさらに体を前に倒すことで、ペダルをこぐときに手に力を入れずに済むのではないかと制作しました。

・前傾にすると2軸ペダルの前側のペダルの回転がどうしても足に当たるので、思い切ってベアリングなしの太い針金ワッカで回転する薄いアームとし、さらにペダルのクランクの外側への傾きを無くすように修正して、なんとか邪魔にならない構成にしてみました。長距離走行でこの構成で耐えうるのかはやってみなければいけませんが、これで2軸ペダルの構成の可能性が上がりました。
・胸当て部分は、ここ最近は不要なでかい塩ビパイプをコンロであぶって柔らかくして加工するのですが、なかなか上手くいってます。この塩ビパイプを熱で変形させるという方法は中高生の頃に星を撮影する赤道儀を作成するときにちょっとやったことのある技で40数年後にまた利用できたのは感慨深いです。
・荷物はフレームの三角の中に空間があるのでそこに吊るせるようにフックを付けてみました。


走りはいいのですが、近所をテスト走行しましたが、つま先でペダルを踏むと手に力が入ってしまいます。
2軸ペダルは(1)かかとで踏む力と(2)つま先で跳ねる力を使う事が出きるのですが、どうもつま先ではねるという力はちょっとした前傾姿勢ではおさまらない、という事のようです。

という結論から、2軸ペダルの力は姿勢の制御とつま先の力の制御のために腰から背中に当てが必要ではないか、ということで次の記事につながります。
後輪蛇行の特許取得 2021.06
「ペダルの駆動に連動して蛇行走行する自転車」として特許取得できました。
特許第6893729号

この特許の良さを実感できる自転車を早く形にしたいです。できれば竹材を使って…遠い目(2022/02記)
立ち漕ぎ(2軸ペダル)+木製 自転車 2021.04
Stand up Riding with twin pedal, with Woods

3つ下の記事で立ち漕ぎの2輪自転車には自転車の姿勢を保持するモノが必要との認識ができたので、腹当てのある立ち漕ぎ自転車です。
すぐ下の記事のプローン型で木製自転車の作り方が見えてきたので、それに似せて制作してみました。
底辺をヒモではなく木材にして三角構造にしました。三角の頂点をヒモで引っ張り固定します。このヒモを外せば木材部分は簡単に外せるようにしています(木ネジ等では止めておらず差し込んでるだけです)。

この形に落ち着くまでいろいろ変更変更ではあったのですが、それは省略して…
近所を走行する分には調子よかったので、これで月に一回の大阪あべのまでの片道2時間程度の走行をしてきました。

長時間走行の結果:
腹当ては腰のあたりに位置してますが、長く漕いでいると腕が疲れてきましたので、やはり姿勢保持には不十分なようです。もっと胸あたりに高くする必要があるように感じました。
2軸ペダルは(私の頭の中では)かかととつま先との動作をそれぞれ活かして効率よく漕げるはずなんですが、残念ながらどうもそこまでの感触はまだつかめてません。
この2軸ペダルで長時間漕ぐとスネ前方の筋肉が痛くなってきました。普段あまり使ってないケリの動作で使うのでしょう。その代わり太ももはなんともありませんでした。
体の筋肉をバランスよく上手に使って長時間漕いでも疲れないスタイルをもう少し追及してみたいです。

余談ですが、途中でハンドル部の溶接が外れて、だましだまし運行してたのですが、家に着くちょっと前でぼろっと外れまして、危ないとこでした。よくぎりぎりまで持ってくれたと思います。手作り自転車は、ちょっとした操作感の変化に気をつけながら、大事故にならないように注意深く運行する必要があります。ある程度の覚悟の上ではありますが:汗。
半立ち漕ぎ(プローン型)+後輪蛇行+木製 自転車 2021.03、2021.12
Semi-Stand up Riding (Prone), Rear Wheel Meandering, with Woods

追加してたサドルを外しました。サドルがあると座って太ももで漕ぐようになります。そして太ももがとても疲れたのが下の記事のテスト結果でした。胸のあたりで体重を十分支えられれば、太ももを多少大きく動かしても大きな負荷にはならないだろうとふんで、3つ下の記事の最初のサドル無しに戻しながら胸当てを充実させたものを作りました。バネクッションもついてます。腰を浮かして漕ぐ(腰漕ぎと呼ぼう)と割と力をかけやすいという感触を得ていたので、この腰漕ぎがしやすくなるわけです。
月に一度の大阪あべのへの片道2時間ほどのテスト走行をしてきました。

長距離テストの結果:
(1)下記の記事のように太ももが痛くなることはありませんでした。また、走行時間も短くなったようです。なかなかいい結果でした。
ひとつ改造したいと思ったのは、坂道や加速したいときには体を胸当てから少し浮かせて体重をかけるのですが、腕で引っ張るようにすると体重以上の力をかけれるのですが、もしかしたら肩に当てがあって足に力をこめられると、もっといいかもしれないと思いました。
なので後日、肩当てを追加した改造をしました。その長距離テスト走行もやりたいです。
(2)後日、肩当て付きで長距離走行しました。結果としては、力をかけるときには有効だと感じました。一方で肩当てパッドの形状が乗るときにちょっと邪魔になるので、トータルとしてもう少し控えめな肩パットがいいのかな、という感想です。余談ですがこのテスト走行ではペダルの足先の当ての部品を針金と布バンドからL字の鉄板にしてみたのですが、右足の親指の爪をダメにしてしまい、数カ月かけて爪の抜け替わりを経験することになりました。前かがみで乗るプローン方式では足が前側に行き過ぎないように力がかかっている証拠でもあります。布製の足先当てがいいようです。(追記:2021/12)
半立ち漕ぎ(プローン型)+後輪蛇行+木製 自転車 2020.12+2021.02
Semi-Stand up Riding (Prone), Rear Wheel Meandering, with Woods
12月初、2つ下の記事から変わったところは
(1)座席を追加 ←座席の意味としては、漕ぎ疲れた時に、座席に腰を下ろしてのんびり漕げるようになるといいな、とのこと。また座席に腰を下ろすことで、足の動きを大きくしても疲れにくいのではないか?と思い。
(2)胸当てのクッション追加 ←前回の帰宅後に胸に傷みが残ったので。座席にも最初後輪方向にバネを入れていたのですが、走行時にはその方向への衝撃は少ないだろうとやめました。
(3)クランク長を10cm→13.5cm ←これは座席を追加して漕いでいるとたしかに足を大きく動かしやすいぞ、ということから長めにしてみました。ちなみにママチャリなどは15〜16cmです。
(4)前輪のアームが地面から垂直に近かったので角度を倒して、それと共に自転車全体の長さが190cmを超えないように調整。
(5)おまけに前輪上に小さな荷台追加

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ご近所を数分走行した感触としてはとてもいいので、月一回の片道約二時間の大阪あべの行きに使用しました。
一番感じたのは、太ももがきつい、でした。これは、足の特に太ももは重量が重いために、真下に下ろしてる状態から角度をつけて状態を保とうとすると結構体力が必要だということです。前かがみで漕ぐ状態で足を後ろ方向にした状態で漕ぐことは、無理がかかるのだという事。
いろいろ考えたのですが、もしかしたらペダルにポケットみたいな足先を星保持する市販の治具があるけど、それを付けたら、太ももをだらりと垂らした状態にできるので負荷が減るのではないか、ということをやってみたいです。
もうひとつの気づきは、この胸当てがある状態で漕ぐと、立ち漕ぎとまではいかないけど腰をわずかに浮かせて漕ぐことに簡単に移行出来て、力を入れやすいのです。これは他の自転車にも利用できるのではないかと思いました。

それから後輪の自由回転が数回回っただけで止まるのは、ちょっとなにかよけいな負荷がかかっているような気もするので、分解調査してみます。

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自転車をこうして作っていると、いつも思うのですが
・頭の中で完璧でも→実際に作ってみないとわからないことだらけだし
・近所を走って完璧でも→長距離走ってみないとわからないことだらけです。


2021.02追記
上記の後輪の回転摩擦は分解して改善できました。
その後1月と2月の二回片道2時間のテスト走行をしました。
1月初
(1)ギア歯数48→58、クランク長13.5cm→16cm
(2)太ももがきつい理由の一つに前かがみで足を後ろにしているためペダルから足が離れないように余計な力がかかっているかもと思い、太い針金で足先ホルダーを追加してみました。
←座席があると座席漕ぎが主になるので、それなら大きく足を動かせるクランク長が長い方がいいか、と思いやってみました。
結果は…帰りに太ももが大変疲れました。

2月初
(3)ギアの歯数はそのままでクランク長を16cm→13.5cmにして太ももの振りを小さくし、テスト走行しました
結果は…帰りに太ももが大変疲れました(汗)。
※太ももが疲れてもうダメと降りて自転車を押して歩くのですが、それはしんどくないのです。つまり、歩く時に使う筋肉は疲れていないわけです。このことは人体の筋肉を有効に活用できていない証拠でもあります。体全体を上手に使って漕ぐ自転車を作れるといいな、と思いました。
立ち漕ぎ(2軸ペダル)+後輪蛇行+自転車 2020.11
Stand up Riding, Rear Wheel Meandering, with twin pedal

2020年8月に作った立ち漕ぎの自転車にはお尻にクッションがありました。
このクッションは無くてもいいのではないかという事と、フレーム構成を強度の強い三角構造を基本に作り直してみました。
ちなみにフレームは前と後ろで2つのフレームをクッション材(EVA樹脂?)をはさんで、後輪蛇行するように構成してみました。

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さっそく近所を乗りましたが、姿勢を保持するのに腕の力が結構必要で、乗りやすい感触は得られませんでした。
自転車の姿勢を保持するために、サドルに座っているというのは重要な要素であることを再認識しました。

お尻か、胸か、腰に姿勢を固定する当てを追加するほうがよさそうです。
半立ち漕ぎ(プローン型)+後輪蛇行+木製 自転車 2020.11_その1
Semi-Stand up Riding (Prone), Rear Wheel Meandering, with Woods
下記事の自転車で月一回の大東市から阿倍野までの片道約2時間の用事に使おうと決めた時に、木材の強度を気にしながら乗っている事に気づいたので、補強をしたうえで行こうと決め、改良した自転車です。

木材を二重にして構成することは、実際に強度も上がりますし、保険的な意味でも安心感も増します。
実際にこれで運転して強度的な面での心配はありませんでした。

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さて、実際に片道約2時間の運転は疲れました。ブレーキの調整不良で負荷がかかったまま走っていた事もありますが。
次回は3つ下の記事の二軸のペダルを導入することでイメージが変わるのかどうかやってみる必要がある気がしました。
ママチャリはいろんな意味でよくできています。

そしていっぽうで、ちょい乗りに特化すればこの構造を利用して小径車で折りたためる自転車の可能性もあるだろうと次にやりたい事も出来てきました。

それから合計4時間も乗っていると胸の当ての部分に痛みが残ってますのでクッションも補強したいです。

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ちなみにこの寝そべって乗るプローンタイプの自転車は全長が長くなります。日本の法律で「普通自転車」は最長で190cmのようです(これを超えると「普通自転車」ではない単なる「軽車両」となり「普通自転車」特例の歩道が走る事ができなくなるようです。公道はリアカーその他の軽車両と同様に走れるようです:2023年2月修正)。それを意識してこの自転車では前輪を大きくしたかったのを我慢してなんとか190cmでおさめてます。

あべのベルタの駐輪場に
半立ち漕ぎ(プローン型)+後輪蛇行+木製 自転車 2020.10
Semi-Stand up Riding (Prone), Rear Wheel Meandering, with Woods
三角の上部2辺を木材、底辺を紐で構成し、うつ伏せになり漕ぐプローンと呼ばれるタイプに属する自転車です。
ペダルを漕ぐ力に応じて木製フレームがたわみ後輪が蛇行して走行します。

元々は二つ下の立ち漕ぎ自転車の木製バージョンとして考えていたのですが、一つ下の記事の木製自転車でいい感触を得たので、まずはペダルを2軸にせずに通常ペダルでどうなるのか、と塗装までして街乗りできる状態にしました。

で、この自転車をちょこっと試乗してみましたが、なかなか漕ぎごごちはよろしいです。前かがみになってうつ伏せといっても寄りかかる程度で漕ぐのですが、なんというか四つ足の動物となって走っているようなおもしろい感触があります。
そしてペダルのクランク長が長いことと後輪蛇行の効果もあるのだと思いますが、登坂性能が良い感触でした。
足に体重がかかるので、クランク長が長く足を大きく動かして漕ぐスタイルはちょっと工夫しないと太ももに疲れがたまってくるところはあります。この辺りはもっと乗ってみて感触を得たいと思います。必要なら、ここからペダルを2軸にも変えて足を大きく動かさない変更も可能ですから。

このプローンタイプは全長が約190cmと長くなりがちです。これは日本の法律で認められた自転車の最大長です。全長が長いと小回りが利かなくなる特徴はあります。

試乗の動画はこちら

お腹を乗せるクッション。木材は角鉄パイプを通して木ネジで止めています。

ハンドルも木製にしてみました。

太めの紐で前後輪が開かないようにします。
前輪が大きな障害物にぶつかると前輪フォークの木材は後方に折れる事が予想されますが、必要に応じてフォーク前方に紐を追加することで防ぐことも可能です。でもぶつかって壊れるのは自動車も飛行機もそうですし、ある程度割り切りも必要です。
膝立ち+後輪蛇行+木製 自転車 2020.10
The Knee Stand Riding Bicycle ; with wood, rear wheel meandering
2019年11月に木製の小径自転車を作りました。この時はあんまり後輪蛇行の効果を実感できずに、その後放置していたのですが、登坂時の力を考えた時に後輪の回転角度が大きいほど登坂時に有利だろうな、とあたり前の事に気がつき、それなら後輪に付けている木材の角度は水平よりも垂直に近い方がいいだろうな、と思い、木材の角度を水平→45度程度に変えてみました。

構成は2017年のフィッシュウォーカーを参考に三角形の底辺を紐で構成しました。

すると、登坂能力は向上したように思います。

この形は、最初に後輪蛇行を思いついた2017年3月の右の自転車に近い形となりました。奇しくも原点回帰のようになりました。

立ち漕ぎにも簡単に移行できるのですが10分ほど漕いでいると膝が痛くなるので、もう一工夫必要なようです。
この車体で長距離走行できる日は来るのでしょうか?

動画はこちら

2019年モデル

2017年フィッシュウォーカー

2017年モデル
立ち漕ぎ自転車 二軸ペダル その3 2020.08
Stand up bike with twin pedal Bicycle
もうどこが違うの?とツッコミがきそうですが
下記事の自転車から
・後輪蛇行機能を削除
・前方のペダルの長さを多少短く
・フレーム構成の都合で前輪をちょっと大きく
・荷台は前後に付けて普段の買い物にも使えるように
・背もたれ部のデザイン変更
・ペダルの板の変更
…かな

動画はこちら

立ち漕ぎ自転車は膝を大きく動かさずに歩く程度のアクションで乗れるので、部品点数は増えますが、ちょっと優雅な感じの高級車としての可能性もある気がします。サドルにまたぐ必要もないので、その点でもメリットあります。

長距離試験走行へ行ったらまたレポートします。


追記:2軸ペダルでなく1軸ペダルで立ち漕ぎを簡易的に実現できるのでは? と写真のようにペダルの板を外して近くに買い物に行ってみました。
するとギア比を変えても坂を登ってくれませんでした。クランク長の短さがダイレクトに影響してきます。つま先部の長い方のクランクがあることで坂を登りやすくできているようです。
←クランク長はママチャリに比べても短いので、ギア比を使って同等レベルになります。力のダイナミックレンジがママチャリの方が広いという事はあるようです。ギアチェンジ機能は必須かな(下の先月の記事で長いクランクでテストして特に有利に感じられなかったのが不思議なんですが)。
寄せ集めのママチャリ 2020.08
なんということでしょう!
庭に置いていた家族の自転車でたまたま鍵をしていなかった一台が盗まれました。
ご近所さんもこんなのはじめて、とビックリ!警察に盗難届には行きましたが…

さて盗られた自転車は返ってきそうにないので、自転車改造部品を寄せ集めてなんとか普通っぽい自転車を作りました。
タイヤとチューブは新品を使ったので、それだけでもいいお値段。
車輪は2004年の改造自転車で廃版にした自転車のもの。
立ち漕ぎ&後輪蛇行自転車 二重ペダル その2 2020.07
Stand up bike with twin pedal & rear wheel meandering Bicycle
下記事の課題から
・かかとのペダルは常に体重がかかるので樹脂製→金属製のベアリング受けに
・坂を上る時にはギアを軽くしないといけないが、つま先のペダルをママチャリくらい長くすると登坂性能向上するのか?
ということと
・せっかくだから後輪蛇行の長距離テストをしてみたい

ということでリメイク。

特に図面も無く行き当たりばったりのいつもの作業なので途中かなリすったもんだしました。

新型コロナ禍でちょっとテストは控えてましたが7月にこれで試験走行のために大阪あべのまで片道1〜2時間かけて走ってきました。


下記事でこのペダル機構には特許がすでについていると書きましたが、それとは別の新規性があるのではと先日特許申請しておきました。

二組のペダルを持ち前方のペダルが長いという特許はあるのですが、その二組のペダルの位相をズラしてかかととつま先の力を効率的に取り出せるのでは?というのが新規性部分です。
 特願2020-132016

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さて、走行テストの結果ですが、
・前方のペダルを長くしてもたいして登坂性能は伸びなかったし大きく円を描くのでちょっと邪魔っぽい。
・後輪蛇行の効果はあまり感じられなかった。逆に漕ぐ力が後輪蛇行させる力に吸収されている印象を持ってしまった。←あくまでこの自転車の構成での話で、後輪蛇行の効果が無いという話ではありません。

というわけで、さらに来月に向けてリメイクするのでした。
(もう元の自転車が2005年12月のものとは思えない〜)

テスト走行の帰りの一枚

作業途中の図
膝立ち自転車の特許取得 +後輪蛇行自転車 2020.07
Patent of the Knee Stand Riding Bicycle + rear wheel meandering
2016年に申請した特許がようやく取得できました。
膝立で漕ぐ自転車(特許第6717717号)です。

記念に新しく車体をリニューアルしました。
せっかくだから別の特許申請中の後輪蛇行の機構も追加しております。

動画はこちら

後輪は一輪車と同じチェーン無しで車輪にダイレクトにペダルが付いています。
膝の前方に後輪を蛇行させるためにバネ付きの回転軸を設けてます。
普通の自転車に比べると走りは多少劣りますが、一輪車の部品を使用したホビー自転車としてビジュアル的にも面白いのではないかと思います。

バネ付きの回転軸
立ち漕ぎ自転車 二重ペダル仕様 2020.03
Stand up bike with twin pedal
◆立ち漕ぎ自転車
ペダル(クランク長)が短く膝を大きく曲げずに漕げる。
それは歩く動作に近く、だれでも長く無理なく続けられる可能性がある。
またスカートや雨具を着用している時も歩いている姿に近いので特に気にする必要はない。

まだ近所を試乗しただけですが、とても快適に推進できてます!
月末に長距離テストするのが楽しみです。

立ち漕ぎ自転車は2015年に挫折したので、紆余曲折の後実現できたのはうれしいです。


動画はこちらから


◆ペダルは二組。
つま先用に約10p、かかと用に約8pと違うクランク長で構成。
こうすることでかかとの動きからさらに大きくつま先を動かす動作を実現する。
かかとで体重をかける力と、さらにつま先でける力の両方を全て推進力にできる。

立ち漕ぎ自転車をネットで検索するといろいろペダルのタイプはあるが、この形状が効率的には高いのではないかと思う。

ちなみにペダル二組でクランク長が違う構成のアイディアは2011年に台湾より実用新案有(実願2011-3727)。
残念ですが、この形状はしばらくテストしてみようと思います。
追記:月末に 月一の遠出の用事(大阪あべの文の里のみつばち古書部へ本の入れ替え作業)にこの自転車で行ってきました。

快適に行けました。
課題は
・かかとのペダルは常に体重がかかるので樹脂製のペダルではベアリングの回転がおかしくなるようなので、金属製が望ましい
・坂を上る時にはギアを軽くしないといけないが、つま先のペダルを長くするとママチャリ並みの登坂性能になるのか?
でした。
短いペダル(クランクアーム)は使えるか?捨てるか? 2020.02
Testing short crank arms
下記事2016年の膝立自転車から今日までの自転車の特徴としては、すべて短いペダル(クランクアームの長さが約半分)という事です。通常は17cmくらいですが、短いペダルは7〜10cm程度です。
あらためて短いペダルの意図を説明すると、足先だけの動きでペダルを漕げるので、早漕ぎが可能となるので、ギアも小さくできるなど、その特徴を活かすという事でした。

◆短いペダルは使えるか?捨てるか?
実際に、いろんな自転車を作って近所で試乗してみると、普通の自転車より力が劣ってる部分が否めないので、遊び自転車=膝立自転車としての利用価値しかないのか?そろそろ決断したほうがいいかな、と思ってました。

2019年の秋から、毎月一度、自宅から十数キロ離れたお店に行く用事ができたので、試しに自転車で行くことにしました。
この片道1,2時間の走行で自作自転車の実験ができるなと、いろんな自転車で試しました。

最初は普通にペダルの長い自転車で行きました。
そして今年、意を決してセミリカに短いペダルを付けて行きました。5段変速付きなのでなんとか漕ぎやすいギアで漕げばいいかなと。
これでだめだったら短いペダルはあきらめようとの思いでした。

◆短いペダルなりの漕ぎ方発見!?
片道1時間半から2時間です。
いくらギアチェンジで調整できても、短いペダルでの足先漕ぎではやはりしんどいなぁと実感しながら走ってました。
そんな時、ふと足先ではなくかかとをペダルの芯に載せて背もたれに体重をあずけて漕ぐと、結構加速できたのです。
しかも思ったほど太ももの負荷も感じずに、です。
つまり、
(1)加速時はかかとで漕いで、
(2)スピードが出たら足先で早漕ぎする、
そんな漕ぎ方をするとストレスなく漕げました。
これはうれしい発見でした。

◆足を伸ばした状態から足を曲げる角度が小さいというメリット
短いペダルの太ももの曲げ角度と通常の長さのペダルでの太ももの曲げ角度が少なくて済みます。
これはもしかしたら太ももにかかる負荷に大きな違いがあるような気がします。
それはちょうど歩く時と階段を上がる時の差くらいに。
このことをもう少し乗ってみて実証したいなと思いました。
それで下の自転車となります。
上の走行実験をした時に、ひとつ気になったのは登坂性能です。リカンベントは立ち漕ぎができないので坂道には基本的に不利なのですが。
もしかしたら重心を後輪上部から中央下部に移動したら、有利になるかもしれない、と実験したくなったのです。

座って足を伸ばした所にペダルを設置するので、ペダルは前輪の前に配置しました。
このメリットは(1)ハンドルの位置が遠くなりすぎない(2)前輪と後輪が離れすぎずに適度に曲がりやすい、です。
背もたれに体重をかけるので細い木材だけでは痛くなったので、面積を広げクッションを追加しました。
後輪に荷台も設置できました。

◆走りはいいが、腰が痛い
登坂性能にはさほど思った効果はありませんでしたが、走りは悪くない。でも腰がやっぱり痛くなる。
考えてみたら、ペダルに体重をかけるのだったら、立った姿勢の方がいいのではないか?

余談ですが帰りに一番力が集中するペダル部の溶接部が一部はがれてチェーンが外れやすくなり、だましだましゆっく漕いで帰る羽目に。

◆空気の抵抗はリカンベントより劣るかもしれないが半立ち漕ぎで。
ほぼ立った姿勢でペダルに力をかけやすくするために2017年の記事の自転車から使用している、一輪車のサドルを利用して2017年の自転車はペダルがサドルよりも後方に配置していたのを、逆に前方に配置した、一見普通の自転車っぽいのを作ってみました。
立っている姿勢なので、足に全体重がかかる立ち漕ぎで、足を大きく曲げて漕ぐのは太ももに疲労がたまり漕ぐ動作を長く続けるのは苦痛だろうと思ってましたので、
ペダルが短いおかげで足はほとんど伸ばした状態で漕げます。またペダルを地面の近くに配置できるので足先を伸ばすと地面に着くので停止時に安定するので、よさげに感じたのです。

空気抵抗に関してはリカンベントより劣るのでしょうが、所詮人が走ったり歩いたりするときは立った姿勢なのだから、これはこれでやってみようと思い作りました。

◆サドルは無くてもいいんじゃない?
行きに1,2時間も漕いでいるとサドルに当たる部分が痛くなってきました。
こりゃだめだな、と帰りに痛みに耐えながら漕いでると、ふと立ち漕ぎなんだから、とサドルを縦にしてお尻を当てる程度にして漕いでみたら案外ストレスなく漕げます。これでいいじゃん、と帰着間際に気づき!

上の自転車からの改造は
・ペダルの位置を全体に後方に移動
・ペダルを二つに
・前輪のサイズアップ
等々です。

一連の短いペダルの実験で、以前はつま先で漕ぐことに固執していたのですが、かかと部分の力とつま先部分の力の二つの違う力のかけ方があるという気付きを得たのは大きかったです。

それを、うまく構成できないか考えてペダルを二つ付けてみたのですが、近所の試運転などして最初は特にメリットないな、と感じてたのですがあれこれやっているうちになんかうまいことペダルを構成出来たのがひとつ上の記事になります。
膝立ち後輪蛇行自転車 2019.11
The Knee Stand Riding Bicycle ; with wood, rear wheel meandering
(1)
(2)
2つ下の記事の時に、木製フレームが実現できなかったのですが、その理由としてもしかしたらたわみの支点となる後輪の接地面に少しでも木材を近づけたらいいんじゃないか、という考えに取りつかれて、(3)を作ってみて、ダメで、次に体重のかかる膝置きの部分まで金属にして(4)作って、それも十分でなく、それでもっと木製フレームの端を下げて、木材も2本にしたのが、今回の(1)(2)です。

平地で漕ぐとなんだかうまい具合に後輪がぐねぐね蛇行してくれているようで心地いいです。

普通の道路をちょっと走ってみましたが、正直普通の自転車よりは力が劣るのかな、と思います。
いっそ電動アシストにしてみる?(本末転倒)
(3)
(4)
膝立ち後輪蛇行自転車 2019.11
The Knee Stand Riding Bicycle ; no chain rear wheel meandering
2016年11月に作り始めた膝立自転車と同じタイプです。
後輪の車軸に直接ペダルが付いた一輪車のタイヤを使ってます。
ふと当時の走りが良かったような記憶をたぐって、再度乗り心地の確認をするために組み直しました。

まず前輪の大きな自転車もかっこいいじゃないかと作って乗ってみると、昇降時に足が地面から遠く不安定感になり乗り心地はよくありませんでした。
それで前輪を小径に変更して元の形に。

フレームの金属パイプ部分が直線なので構造的にたわみやすいので自然と後輪蛇行になるのですが、後輪のベアリングの保持部にゴム材を入れてより後輪蛇行しやすくしました。

膝立ち後輪蛇行自転車(スタンダードタイプ) / 2018.12-2019.01
The Knee Stand Riding Bicycle ; rear wheel meandering more
膝立+後輪蛇行式自転車のスタンダードなタイプの作例となるのではないかと思います。

最初はちょっと違ったコンセプトだったのですが。長くなるのでこちらでどうぞ〜。

14インチ
ギア比 歯数40:16
←2つ上の自転車を作る前に、この自転車のフレームの結合部の傾きを変えてみたのですが、
蛇行性能が劇的に変わる、という感触はなく、それで2つ上の記事につながっていきます。(2019.11追記)
←フレームの途中を分割して、間にゴム板を挟み込みボルトで接合しペダルを踏んだ時の後輪の揺れを作ります。スケートボードのタイヤと似た構造となります。
木とロープを使った半立ち漕ぎ後輪蛇行自転車(ラムダλと命名したい) / 2018.9-2018.12
Lambda: Rear Wheel Meandering, with Woods, Semi-Stand up Riding more
これまで、足先漕ぎで座るタイプの後輪蛇行自転車を作ってきましたが、実際の乗ってみると、足を伸ばした状態で漕ぐことができる利点がある代わりに、自転車を止めた時に地面に足が届かずに不安定になるということがありました。
2017年3月の記事の最初の試作品のようにペダルを後方に位置させることでそれは解決できますが、サドルに座った状態で足を後方にして漕ぐのは上手くいかないのも試乗してみて実感していました。
さりとて立ち漕ぎにしてしまうと、足への負担が大きくなりがちです。
そこで、プローンのような寝そべるまではいかなくて、もたれるように立って漕ぐことで疲れることも少ない「半立漕ぎ」ではどうよ、と試作してみました。

コンセプトに人の骨と腱のイメージも入れて。つまり軽く硬い木材とそれを支える伸張性のあるロープを使い、球体関節人形の関節部分も参考にしながら、試行錯誤を繰り返しました。
この形に落ち着くまでかなり右往左往しましたので別ページにまとめました。こちら

これから試乗していって改造点はあるとは思いますが、いったん頭を整理するためにアップロードしておきます。


※木材はねじりや曲げに対しては金属に劣りますが、それらを排除できればけっこう使えるようです。
わりと乗りやすいので、後輪蛇行にこだわらないで、三角のストライダという自転車のように金属製でおしゃれな半立漕ぎ自転車ってのもいいかもと思いました。
スカートの女学生など需要はないものか?
座って乗るだけの自転車の世界をちょっと違う風景にできる可能性はある気がしました。
塗装後に組み立て前の写真。
ペダルは膝立自転車同様に短くして太ももの大きな動きをしないで漕ぐ仕様にしている。
フロントフォークもほぼ木材にできてうれしい。
ネオオーディナリーwith後輪蛇行自転車 / 2017.4
The New Penny Farthing bike / New High Wheel bike : with rear wheel meandering
車輪は大きいほうが走りが良い、と一般的に言われているので、後輪蛇行自転車で試してみました。オーディナリー型自転車が昔から好きだったのもあり。半立乗り自転車なので、自転車の見た目も前輪駆動のオーディナリーに近くできるな、と。
サドル部分の上のフレームのみ作り駆動の後輪部分は下記の記事の自転車の流用です。

サドルをママチャリのものを付けてみました。使えないことはないですが、一輪車のサドルの方が心地いいです。

走りに安定感はありますが、走り自体が軽くなったとかはあまり感じませんでした。

前輪27インチ、後輪14インチ
歯数比48:16
主な構成:鉄と木=11kg ←ちょっとしたことで重くなりますねぇ。

…おかしいな、あまり魅力を感じない。形だけではなく実用的な走りやなにがしかのメリットが無いためかな。

※2008、2013年の下記事で竹と木製自転車は失敗してますが、今回わりとうまくいってる主な違い:(1)直線構造のみ木で構築。後輪とペダル部分を金属のまま使用するなど割切ったのは大きいです。(2)木を囲うように金属の角材で囲って保持(以前は板金での一面で保持)することで接続部のゆがみ低減。かな。
フィッシュウォーカー(2):半立漕ぎ自転車:木材使用 / 2017.4
The Semi-Standing Rowing Bicycle ; with wood and Rear Wheel Meandering
下記事の後輪蛇行自転車を試運転しながらいろいろ調整して形が変わって来てます。

・サドルのほぼ直下にペダルを位置させる
・ギア比を上げる、歯数比48:16 ←これでもママチャリよりもペダルひと漕ぎで進む距離は少なく、ペダルのクランクの長さも短いまま
・後方下部の木材へのストレスが多く変形し気味だったので保持方法を改善
・サドルにバネクッションを追加

膝立ち漕ぎ自転車とは違いほぼ立った状態で漕ぐので、足先だけで漕いでいても意外と力を入れることができるのでギア比を上げたほうが自然な感じになりました。こうなると、半立ち漕ぎ自転車です。
立漕ぎ自転車は以前挑戦して失敗しているので、こういう形で近いものができるのはうれしいです。

この形でもうしばらく試運転してみます。
折畳
後輪蛇行自転車:木材使用 : The Rear Wheel Meandering Bicycle ; with wood / 2017.3
通称:フィッシュウォーカー(魚が尾びれを振る様=フィッシュ、乗っている様=ウォーカー) / Fish Walker
This patent has been applied for.
「膝立自転車」は主に足先で漕ぐのがポイントで特許的なわかりやすい特徴を出すために「膝立」と表現してます。
足先漕ぎは平地走行が得意ですが苦手な坂道で足先漕ぎから太ももを使い、さらに立ち漕ぎへの移行を簡単にするために今回「膝立」を捨てました。
人は歩く時は主に足先の蹴りで進みます。坂や階段になると太ももも使いますが、この自転車はちょうどそんな人が歩くのと同じような筋力の使い方に則しています。

木材自体のしなりを利用して後輪を左右に首振りさせ蛇行運転させます。
後方の木材は最初は倍の太さを使ってたのですがしなりが足りないので思い切って1cmほどの薄い板を使ってみました。割れが心配だったので効果のほどはわかりませんが表面に木綿の布を木工ボンドで貼ってみました。

鉄と木の接合は、鉄の角材(元朽ちかけた鉄階段の廃材)にスリットを入れてぴったり合うように木材を加工してビスとナットで固定してます。

三角フレームの底辺部は無くてもいいかなと思いましたが、念のため樹脂ベルト(元ズボンのベルト)を使ってます。体重が常に上からかかるので伸び方向を規制するためのものです。結構これが乗ってて安心できます。

最初は鉄材を極力減らすため後方の木材は2枚の板でペダルと後輪をともに保持する構成にしようと途中まで作ってたんですが、実際に組み始めるとチェーン掛けのとこで成立しないとこが見つかりやめました。
 
過去に木や竹で自転車を作ろうとして失敗しているので、いろいろ心配しながら作ったのですが、結果としてこの小さな形で収まったのには正直自分でも不思議な感じで驚いてます。

これをベースに竹で作ったり、スノーボードやキックボードの板の材料を使ったり、枝葉の付いた木で作ったり(?)、いろいろ展開できそうです。

前輪8インチ、後輪14インチ
歯数32:16→40:16へ変更(平地での走りが物足りなかったので登坂を多少犠牲にしていったんこれで試験走行続けます)
主な構成:鉄と木=8.8kg(9s切ったぁ!)

動画1
動画2(登坂)

プレゼン用資料
特許申請中:特願2017-76294
膝立自転車(木材使用) (6) The Knee Stand Riding Bicycle ; with wood, rear wheel meandering / 2017.3
昔からオーディナリー自転車(だるま自転車)の形(前輪が大きくて後輪が小さい)が好きだったので、膝立自転車で近い形のものを作れるなぁ、と思ったのがこの自転車の始まりだったような気がします。2016年6月の記事の木を使ったプローン自転車を利用して作ってみました。

下記事にも書いてますが主に足先だけで漕ぎ、坂道では立漕ぎをすることで、通常のママチャリと同じくらいの走行性能は出ると感触はあったのですが、日常的に走っている道を何度か走ってみると、坂道でかなわないことが分かり始めます。どうにか坂道での走行性能を上げられないかと考えたのが、木材と板金の間にゴム材を入れて後輪を蛇行させることでした(写真ではわかりませんが、ゴムスリッパのクッション材が薄くはさんであります)。

坂を自転車で上る時に前ハンドルをわざと左右に振って蛇行させ見かけの坂の傾斜を低減することで坂を上りやすくすることができるのは知られているワザですが、それを駆動用の後輪でもやるわけです。

実際これで走行すると登坂性能が向上した感触を得たので、この後輪を蛇行させるアイディアって新規性があるかもしれない、特許申請できるかな?と思い、さらに進めるために上の記事につながります。

膝立自転車(膝置きサドルの改善) (5) The Knee Stand Riding Bicycle ; Seesaw saddle /2016.12
<--> 
一輪車の車輪はペダルと車輪が固定されているので坂を下りるときに車輪が勢いよく回っているときはペダルも同様に勢いよく回ります。
一輪車の車輪をそのまま使って膝立自転車を作る場合にはこのことがネックになります。

ペダルのクランクの長さは膝立して漕げる程度に短くしてますので巻き込まれる危険は少ないですがうっとおしいので、今回は膝立しているシートをシーソー式にして坂を下りるときには足を簡単に上げられるようにしてみました。
実機で作って試しましたがいい感じでした。分かりやすく今回はイラストで説明させていただきます。
膝立自転車(走行テスト用ハイブリッド型) (4) The Knee Stand Riding Bicycle ; hybrid type /2016.12
普通の変速機付き折りたたみ自転車に膝立できるステップを付けて普通の道路で変速を変えつつ坂道なども含めていつも走っている道を15分ほどテスト走行してみました。普通に座っての運転もできます。

平地は問題ないですが、ちょっとした坂で立ち漕ぎするかしないかの部分でもどかしい感じはあります。
座って漕げるので試しに速く漕ぐ動作を太ももまで動かすと、とたんに太ももに疲労がたまりますが膝を固定して太ももを動かさず足先だけで漕ぐと大丈夫です(座り漕ぎでも膝立漕ぎでも)。このことがこの自転車の特徴です。

普段使いの自転車としては、正直普通の自転車よりは劣っている部分がある事は実感しましたが、平地での限定した使い方やなにか使えるシチュエーションが無いか考えつつ、さらなる改善も模索できれば。

平地での乗車の動画はこちら。座り漕ぎから膝立漕ぎ、立漕ぎもやってます。

ペダルのクランク長を短くギアも小さく。

木材の膝立ち用ステップ
膝立自転車(標準型) (3) The Knee Stand Riding Bicycle ; standard type, all iron 9.0kg /2016.12
膝立自転車です。
塗装までしてみました。

下記の記事では「腹置きの台」なるものを提案してますが、それがなくても運転時に腕を伸ばし気味にハンドルを設置していれば割と簡単に膝立ちから立漕ぎ状態に移行できるみたいです。

この自転車は一輪車のペダルと車輪が固定されている部品を使っており、坂道を速度を上げて下る時にはペダルが足先を叩いてくるようになるのでちょっと注意が必要です。それでもペダルのクランクが短いので足が巻き込まれるようなことはなく、ちょっと足を上げる程度で回避できます。

鉄製の自転車で10kgを切ることができてうれしいです。

26インチと大きめなので軽くても携帯性はありませんが、16インチ程度の一輪車の車輪で作れば適度な携帯性とそこそこの運転性を持ったものができるかもしれない。


前輪14インチ、後輪26インチ
鉄製、9.0kg


乗車している動画を公開しました。こちら。立漕ぎへの移行もしてます。

へダルのクランク長は短く

膝置きの台は椅子のようにウレタンに布でカバー。
膝立自転車(小型仕様) (2) The Knee Stand Riding Bicycle ; small type, all iron 9.4kg /2016.12
膝立自転車の小型化に特化した自転車です。
ペダルを後輪の後ろにしてみました。それにより小型化できますが、立ち漕ぎしようとするとバランスが崩れて前輪が浮き上がりますので、平地専用のホビー車という位置づけになりましょうか。
小型車ですが、上の標準型よりもチェーン部があるため重くなってます。

構造的にキックボードと似ているのでキックボードのアルミなどの材料を利用して軽量化は図れそうです。木材も利用できそう。


この制作時にペダルのギア歯数を1:2程度にしてますが、試作時に写真よりちょっと大きめのギアを使うと駆動力がちょっと重く、足先の力で早漕ぎするには快適性が確保できませんでした。この自転車において駆動力の軽さは重要なようです。(写真よりもも少しギア比は小さくてよさそうです)


前輪8インチ、後輪14インチ
鉄製、9.4kg


乗車している動画を公開しました。こちら

折りたたんで立てたところ。

小径自転車にもかかわらずペダル側のギアは小さい。ペダルのクランク長は短い。
膝立して漕ぐ自転車(1) The Knee Stand Riding Bicycle 2016.11
This patent has been applied for.
膝(ひざ)立して漕ぐ自転車です。初めて特許出願してみました。
◆特許出願番号:特願2016-172273 出願日2016年8月8日◆

特徴:
膝立ちし漕ぐことで、漕ぐ力は弱くなりますがほぼ足先だけの運動となりペダルを漕ぐ速さを安易に向上させることができます。結果、チェーンを介さない車軸に直付のペダルですが通常の自転車とほぼ同等の速度を出すことができます。左の試作車にて確認しました。

足先の動かせる範囲は限定されるのでペダルのクランクの長さは短くします(写真では丸いペダルにしてますが、通常のペダルがいいようです)。

駆動軸はフリーハブがいいですが、一輪車のように固定ハブでもクランクが短い為あまり問題ありません。

この膝立ち漕ぎは特に平地での走行で力を発揮しますが、登坂時に力が足りない場合には立ち漕ぎのように膝を浮かせることで足全体の力で漕ぐこともできます。この動作をアシストするために車体フレームに運転者の腹部近くに台を設置すると、必要な時にはその台に体を預け膝を浮かせることが安易にできます。

要約:
(1)チェーンとサドルが無く簡素な構造で軽量化できる
(2)重心も低く安定走行
(3)早漕ぎで速度向上を得やすい
(4)膝立ちして漕ぐという新しい乗車スタイルの自転車を提供できる
(5)ほとんど従来の自転車部品で構成できる(試作も簡単です)
(6)座るのが苦手な人やスカートでの運転でも気軽に乗れる。

◆この自転車の商品化の可能性を模索中です。(説明用資料A4、1枚)

◆商業目的でない個人制作は自由に作っていただいて結構です。特に乗らなくなった一輪車でちょこっと改造するのは楽しいかもしれません。
◆ちなみに乗車形態によらず(膝立でなくサドルに座る普通の自転車やオーディナリー型でも)膝を固定することで足先だけの早漕ぎがしやすくなります。クランクを短くしてギア比を下げて簡単に実験できますよ〜。
側面図
腹を乗せる台を設置した場合

チェーンで後輪を小径化した場合:ギア比は普通の自転車の半分程度でいいです。
上の試作車の改造の実際
・車輪のスポークがワイヤータイプの一輪車の車軸に26インチのママチャリの車輪とスポークを付け変えました。かなりいびつに張られてますがなんとか。
・ペダルのクランクを短く切ります。ペダル取付のために穴をあけますがペダル専用のタップ切りを持ってないので、普通のホームセンターにあるMタイプのネジを切りました。ペダル側は折りたたみ自転車の折りたためるペダルの軸を通常のMタイプのネジに変え、手持ちのベアリングとで保持して改造しました。(上記写真とは違いますが)←ペダル専用のタップ切りを使うのをおすすめします。
・膝置きは仮の木製です。ママチャリのサドルのバネを利用しましたが、体重が2つの膝にかかるので2本ではなく4本のバネで支えるのが適当のようです。板はパイプにU字金具で固定してます。
・膝置きには上記側面図のように膝が当たる壁があった方が安心して漕げます。
・最初フレームを木材で作ってみたのですが体重をかけたときの変形がひどく、あきらめて金属パイプ2本で作り直しました。(再度木製で挑戦したいです)
・ハンドル部はキックボードのアルミ製のものを仮付けしてます。

特許を出すまでは公開してはいけない、ということでしたので夜しか走行テストできませんでしたので、動画も撮りませんでした。
木を使ったプローン Prone with wood 2016.6

寝そべって乗る自転車です(プローンProneです)。
下記事のプローンの経験から、
(1)ハンドルの安定性のため前輪は大きく
(2)スピードが出るように後輪はちょっと大きく
(3)木材など使用しやすいようなデザイン
ということで作ってみました。昔からの憧れのデザインのオーディナリーに近くなりうれしいです。
折りたためませんが、大まかに3つの部品に簡単に分解できます。旅先に持っていきやすい?
以前から金属部品以外の木材や竹を使う自転車を作りたいと思ってたので、何とか使えそうな自転車が作れてうれしいです。世界的には木製や竹製の自転車はすでにあるのですが、いずれも技術的に高いものが多く個人で作るのはハードルが高そうなので、今回簡単に木や他の素材に置き換えられる構造にできて、さらにいろいろできそうな予感もあるので、またチャレンジできたらいいなと思います。

ポイント:
木材は棚用の金属のL字金具で囲むようにして保持し太いボルトとナットで固定。
後輪とペダルはなるべく距離を縮めるよう改造。
アルミは溶接しにくいなどあるので使ってなかったのですが、構造的に重要でない部分に使ってみました。なんだかちょっとアルミへのハードルが下がりました。
全長が約2mと長いためママチャリのブレーキワイヤー1.5mが届きませんので、ナットとビスを加工して2つのワイヤーをつなぐ部品を作りました。
スライドできる小さな腹当て有。椅子のクッションのように合板にウレタンのっけて破れたジーパンの余り布を張りガンタッカーで止めて自作。

走行してみて:
家の前をちょっと走る分には快適に使えます。夜間10分ほど走行テストをしましたが、通常の自転車よりはいろいろ気を使うためか疲れがでました。う〜んちょっと微妙。いろいろ調整すればいいんでしょうが。
そうそう全長が長いので小回りは苦手です。
動画はこちら

大まかに3つの部品に分解の図
重量11s


後輪の木の接合部。L字金具で保持。ボルトで固定。

折畳みプローン Prone Folding 2015.11

これは寝そべって乗る自転車です(プローンProneといいます)。
街で年に1,2回見かけることもリカンベントよりさらにマイナーな自転車です。

利点:座席を作らなくていい。ペダルの位置をタイヤに近く設置できチェーンも短くてすむ。構造も単純で軽く作れる可能性があると思ってます。
最初はこんな感じの半立ち漕ぎを作ろうとしてたんですが(下の2005年の記事からコピー)。折畳む構成上前輪ハンドル高さを短くしたためこうなりました。
設計図無しでいつも実地で試行錯誤して作るんですが、今年からエクセルを使って大体の寸法をイメージできるようにしました。そのおかげでちゃんと折畳みできたのかな、と。
ちゃんとした設計図を書けばもっといいんでしょうが、面倒で・・・。



色を塗って路上テストもしました。動画はこちら
欠点:小ささを求めて前輪8インチと小さくハンドルが安定しづらい。小ささを求めて後輪14インチと小さくしてるためギア比とのかね合いで走りがしょぼめ。
良い点:2本のパイプで作ったお腹を乗せる部分の構造でまずは問題ない事が体で理解できました。走りそのものも悪くないのでこのタイプの自転車の可能性を感じました。
さらにいろいろ展開できる予感を感じてますので、これはこれでお蔵入りでしょうが、よしとします。さあ次だ!


この粗大ゴミだったリクライニングシートのパイプやらジョイント部分が大活躍してます。ありがとう隣のおばあさん。

折畳めます。・・・詳細は省略しま〜す。

ペダルは短くカット

ちなみに重さは測ってませんが10数キロかな。鉄製自転車では重さはあきらめます。
実用車2号機(赤チャリから宇治チャリへ) 2015.10

この赤い自転車(赤チャリ)に乗っていると時々子供が「小さい〜」という声を聞きます。小さいけどたくさん買い物して前かごと後ろの荷台にたくさん積む事ができる実用車です。
ホームセンターで長い棒を買っても2m弱なら前かごで運べます。でも大きなベニヤ板とか運べないのが悔しかったのです。大きな絵を最近描いてるのでそういうボード類を運べればと。
そこで小さい分、後ろにボードを運べるスペースを作ったのが今回の改造自転車です。全長は普通の自転車と同じくらいです。

・使用した自転車は不要になったママチャリと子供自転車の前輪。
・前かごはスクーター用の不要になっていたものを流用。前タイヤからの鉄の支柱を太めにしてあり重量物が載せられる用にしてます(赤チャリ同様)。
・ハンドルの支柱は赤チャリで力をかけてちょっと曲がってくる傾向があったので太めの支柱に(折りたたみ自転車の物を利用)。
・宇治茶色の塗料は室内用の壁塗り用の余っていたのを使用。

今回の気づき:
◆チェーンを短くするときはチェーンカッターで切っていきますが、長くするときに苦労してましたが、今回チェーンに付いてるチェーンジョイント部品を2箇所で使えば長さ調整が簡単である事にはじめて気づきました。目からうろこでした。

◆溶接へただわ〜、と今回も実感。今も低圧交流溶接機を使ってますが、直流だと使いやすいとか・・・ちょっとあこがれます。
荷台は鉄の棒を溶接で継はぎで作っているので走行中分解しないかちょっと不安。
ちなみに今回はじめて溶接機が動かなくなりました。原因は電源コンセントの線切れでした。この交流溶接機って大きなトランスとスイッチだけで構成されてます。故障するのはスイッチか断線かでしょうね。

・後ろの荷台は大きくして下にはボードを載せれるステップを常設。

ボードを載せるときにサドルを前に移動できます(支柱が曲がっているのです)。


これはコンパネっていう90×180cmくらいの合板。運べるかなぁ?運べるといいなぁ。(風で倒れそう)


◆軽いボードなら普通の自転車にボード用のステップを追加するだけでも運べそうな気がします。木製のボード用ステップもいいんじゃないでしょうか。

◆その後普段使いで毎日のように乗ってます。今日は18lの灯油を横のステップに乗せてきました。セルフの給油所で灯油缶をステップに乗せたまま(倒れないように気をつけて)そのまま給油できたのは便利でした。18lと重いので横に引っ張られながらの運転という感じですが重心も低くちょっと走れば慣れました。
ひとつ気を付けないといけないのは、道路わきのブロックなどのちょっとした出っ張りに時々横のステップをこすり付けてしまいます。ステップを使わないときは上側に半分折畳めるようにするともっとよさそうです。(追記2015.11.27)
◆ホームセンターで180*90cmのべニアを買ってその場で120*80cm程度に分割カットして運んで帰りました〜(追記)
木製キックボード  2015.5
木製と竹の乗り物はいつか作りたいと思ってます(あくまで実用車を目指して)。
今回は旅行に行く機会があったので、旅行に持って行けないか?と木製のキックボードを作ってみました。
まぁキックボードといえるものはできるんですが、旅の供にはならないかな、ということで仕上げることなく終わりました。泣)
立ち漕ぎ自転車  2015.春
メリット:小さく軽くできる可能性がある。ということでいろいろアイディアスケッチやら試作やらしました。路上テストまでいきました。進むのですが「快適さ」が感じられませんでしたので、そこで止まってしまいました。
図面だけ載せておきます。泣)
セミリカンベント実用車として改造  2015.3

この赤い自転車は後ろにも荷台を付けて日常的な買い物とかに使っています。現役です。

いっぽうこのグレイのセミリカンベントは眠ったままでした。
息子から荷台を付けたら乗る、とのリクエストを受け、付けてみました。

前かごは足に当たらないように結構突出感があります。ハンドルが結構斜めなので通常の自転車のようにハンドルに前かごを付けると回転した時に荷物が大きく揺さぶられることが予想されたのでボディに付けてます。
後ろにもかばんをかけられるように、とのことでフックを付けました。前かごもフックも廃材利用です。

そうそう後輪のタイヤをマウンテンバイクのごつごつしたのではなくすっきりした普通車のモノに変えて欲しいとのことでホームセンターで購入したところ同じ24インチでも24×1-3/8と24×1.75とのサイズ違いを購入してしまいました。これだけ改造してるのに知識はぜんぜん足りてません。泣く泣く店員さんに交換お願いでした。ごめんなさい。

全部分解して塗装を塗り直して組み直しのメンテナンスしました。いったんこれはおしまい。
 
木箱自転車 (リベンジ)  2013.7

折畳み
下記事で挫折した木の自転車ですがこの2つの失敗を活かして何とか作りました。
久しぶりに塗装までした自転車です。
重量は11kgでした。ストライダとほぼ同じ。満足はしてませんが、まずまずでしょうか。

この自転車は釣りの道具を座席下の木箱に入れて電車に乗って移動する、というコンセプトで作ってます。
金属を極力使わない試みをしました。
車輪が木箱の中にあるので電車に乗せる時に汚れ防止の専用カバーなどは必要ないと思います。
木の箱は結構がんじょうで思った以上に走行時のぐらつきはありません。
詳細はこちらへ。
木箱の自転車(試行錯誤中その1)  2013.夏

下記事の木の自転車でいったん挫折してから、別の切り口で攻めたのが木の箱自転車です。

後輪、前輪、ペダル部の3つの木箱からできてます。前輪部分は折りたためるようになってます。
スクーターのようにサドルの下の空間を荷物収納スペースに出来ます。
電車に乗った時にどうせ荷物があるのだから収納できればトータルとしてはスペース削減になるとも考えたのです。また、車輪をカバーしているので電車に乗った時にも汚れを気にせずそのまま乗せれるな、と思いました。

ギターがほとんど薄い板で出来ているにもかかわらず軽くて丈夫なのも参考にしてます。
ベニアを主に合わせ面や大きな平面は棒で補強する、という構成です。

作ってみると、意外と大きいのと、けっこう重さもあり、これは実際使うのは抵抗あるな、と思い気持ちがとぎれました。そんなこと最初からわからないのか?と思いますが。アホなもんで。

でもこの木の箱の形は思った以上にがんじょうです。いろいろ可能性は感じました。
(今回も可能性だけで実用化できてないのは悲しいなぁ)



海外のサイトで箱形の電気自転車が考案されています。実用化はまだのように見えますが、おもしろいコンセプトだと思いましたので紹介します。こちら

木の自転車(試行錯誤中その1)  2013.春
2008年に竹の自転車で挫折してますが、木でどこまで作れるのか?ということであれこれ考えてました。
金属フレームが一般化する以前には木で自転車は作られてました。現在でも木の自転車はありますが、けっこう特殊な形をしたものがほとんどです。一般的なDIYの範疇でなんとか形に出来ないものかあれこれ考えてました。

金属製の最軽量レベルの10kg程度を実現しつつ折りたたみ性も抜群な・・・いけそうなかんじだったんですがね〜。アイディアスケッチたくさんしました・・・。

走行テストまではできて、ゆがんで弱いところを修正しつつ、自転車としてなんとかなりそうな所までいったのですが、折りたたみ性や、実際これを持って電車に乗れるか?など考えた時に、そこまで届いてなくていったん中断しました。

今回は木の加工ということでニカワを使った接着を経験したり、木の可能性を実感できました。



海外のサイトで木を使ったDIY的な自転車を作っておられる方を見つけました。こちら。特にストライダ型の三角自転車は、参考にさせていただきました。こちら。(追記:2019年1月現在リンク先は無くなっているようです)



なぜ同じストライダ型にしなかったのか?たしか折りたたみ性が普通の自転車のタイヤを使った時には確保できないので前輪をペダルの上に折りたためるように考えてたわけです。たしか。
でも一度ストライダ型を作ってみるのもいいかも。
実用的なリアキャリア (リアカーその5)  2011.12
ごぶさたしております。
リアカーのその5 ですね。
この記事は下〜のリアカーその3 2006.4のリベンジです(気が長いな:笑)。
(その時使ったキャリアなので、ちょっと曲がってますね)

先ほどこれを使って宅急便の重い荷物を運んできて、なかなかに快適だったので、思わずweb更新します。
実用的ですし、うまいこと商品化しても売れるのではないかと思ってしまいました。

歩いて30分ぐらいのところに本などの荷物を運ぶのに
車の免許持ってない自分が何とかしようと改造したキャリアです。

ポイントは
1.空気タイヤのキャリア ←走りが軽く静かです!
2.自転車への取り外しが簡単!
まずは自転車に付けることは考えずに、キャリアそのものをいいものを作ろうとしました。

(1)荷台を小さく
この荷台、時々電車で出かけるときにも使うのですが、エスカレーターなどでちょっと台が大きく不便に思ってたので、まずは、キャリアの台を小さくしました。
横開きの部分を撤去して、長さもパイプをカットして溶接で繋ぎ合わせて小さくしてます。

(2)空気タイヤに変更
下の記事に取り上げた空気タイヤのキックボードは良い商品なのですが、最近使ってなかったので思い切ってキャリアに使えないかトライしました。
まったく都合のいい事に軸の径が同じでした。キャリアのタイヤ外れ防止は軸を変形させておりますが、日曜大工では難しいので、ネジ切りダイスでネジ切ってナットで固定できるようにしました。


左の写真はキックボードとタイヤを交換した図(キックボードにキャリアのタイヤが付いてますが、これは部品を無くさないための単なる飾りです)

その後使ってたら空気タイヤ部がキャリアの突起と当たっていて多少タイヤを削ってしまってましたので、あわてて突起部をヤスリで削りました。ご注意ください。

この状態で何回か本を入れた重いダンボール箱を歩きで運びましたが、静かで快適でした。
 
ちょっと遠いところに運ぶ時に自転車の荷台を使って運び、自転車を降りてからもそのまま荷物を荷台からキャリアに載せかえずに運びたい、という欲求から、自転車とキャリアのジョイントを改めて考えました。

100円ショップを見て回るとホルダー2個で100円のものがあり、なんとか利用できないかと思いました。
商品の注意書きには重量物への使用は禁止と書かれてますが、素材がアルミでそこそこ実力はあるであろう事から、テスト的に使ってみました。(自転車の荷台の針金の太さとの関係でホルダー側をヤスリでちょっと削りました)

曲がる時にキャリアがひっくり返りにくいように、またムリに斜めにならないように、2箇所でゆるめに留めるようにしてます。

ひっかけ部分はキャリア側に付けて、いろんな自転車に付けれるようにしてます。



自転車とキャリアの組み合わせによっては、後ろのタイヤやタイヤカバーの出っ張った反射板とキャリアが当たる事もありそうですので、注意は必要なようです。(私の27インチの自転車では今のところ問題ありませんでした)


2個100円のホルダーと
100円ショップでも良く見かける緑のヒモを2重に。
ビニル結束バンドでホルダーが中央に移動しないように規制をかける。
リアカー その4  2010.3
リアカーってその4になりますか。
おひさしぶりです。

それまでのリアカーの試作品や実験は実用的なところまで行きませんでしたが今回わけあって、実用リアカーを目指しました。バイクでの使用も想定してちょっと丈夫に作りました。

このリアカーは3つのパートから構成されてます。
(1)アーム部:角パイプをホームセンターで買ってきて切って溶接して作ります。
(2)タイヤ:ホームセンターの台車用の空気タイヤをそのまま使用。
(3)荷台:合板を木工ボンドで2つ張り合わせました。

ちょっとだけ試乗してみましたが、コーナリングも良くいいかんじです。
夜、娘を乗せて試乗もしました。荷台用のタイヤのベアリングはあまりいいものではないようで、さすがにこぐのが重かったです。まあ50kg台の荷物はそうそうありませんから、ホームセンターで大きめの買い物をする場合には使えるのではないかと思いますが、もう少しいろいろ試乗してみます。

ジョイント部分は、いろいろ悩みました。
専用のアームを作ろうともしてたのですが、ちょっと気力が続かなくてこういうタイプに落ち着いてます。
自転車の荷台を利用して板金と木材で荷台をはさみ、そこにワッカの付いたごついボルトをつけました。
リアカーのアームには板金に長穴が開いているので、自転車と荷台を直角にしてはめ込むことができます。
あとは外れ防止に小さなワッカをかけます。

最初の荷台は約3倍の大きなものを作りました。(黒いヤツです)
合板2枚を張り合わせて、L字アームで周辺を補強してあります。
ところがこれが実に重くなってしまいまして扱いづらいのです。
急きょ小型の荷台を作りました。
荷台は合板にボルトの穴を開けたものです。用途に合わせて付け替えれるようにしてます。

webで自作リアカーで検索していろいろ参考にさせていただきました。クロネコヤマトがリアカーで配達しているのもいいニュースです。
その中で自転車用ではありませんがこちらの自作リアカーは良くできてます。ご参考に。

ところで現在現役で働いている改造自転車は上の赤チャリと下のセミリカですね。他の試作機は実用になってないので放置されてます。
この赤チャリの経過報告です。前方の荷台を丈夫に作っているので大き目の荷物を運ぶのに今でも活躍してくれてます。ちょっと水性塗装の色があせてきてます。長いハンドルアームが過酷な使用で多少曲がってきてます。後ろの荷台は今回のリアカーのために付けました。

追記:一般的な屋外用の塗装を使ってますが、上に書いたように色あせても、取り扱いが簡単なので気軽に上塗りできますので、自転車にはいいのではないかと思います。
このリアカーのタイヤはもともと重量物を載せる荷台用のものですから、どうも自転車用としては走りが快適とは行きません。また、骨組みが鉄製で重いのもネックです。気軽に自転車用として使うことはありませんでした。タイヤを小径の自転車のものに変えるといいのではないかと思ってますが・・・。
将来的にバイク用として使えるかな、と思ってます。
ちょこちょこ改造  2009.7
以前作ったセミリカンベント(セミリカ)の背もたれを鉄のフレーム製だったのを木製の背もたれを作ってみました。(子供からのリクエスト)
今は亡きおじきから譲り受けた特殊なカンナを使って曲面を整形しました。便利です。

クッション部分はサドルのバネを利用しました。
かっこよくなったのか、そうでないのかいまひとつ自分では判断できません。

ホームセンターで購入したシルバーのスプレー式塗料が安い割りにいい感じなので、ちょくちょく使ってます。
前輪が内部までサビだらけだったのを上塗りしてごまかしました。いつまで持つか分かりませんが。


ご無沙汰してますが、何もしてなかったのかというとちょこちょこやってました。

ずっとママチャリの改造しかやってなかったので知らなかったのですがマウンテンバイクやロードバイクのタイヤの大きさは微妙にママチャリとは違うのですね。
先日初めてマウンテンバイク仕様の細いタイヤチューブやブレーキなどアサヒ自転車のネットで購入したり、車輪をオークションで購入したりして古いマウンテンバイクのフレームに付けてみました。
オークションはじつにひどい車輪をしれっとして取引しますね。車軸の回転部に衝撃の跡と思われる傷が付いてたり、空気穴の大きさを改造していたり・・・なんとか使いこなしたからいいけど。気をつけましょう)

さて左のペダルカバーは、以前薄い合板を丸くカットしたものを自作してたのですが、今度はなんと100円ショップで大きな鉢置きを購入してカットしたものを作ってみました。
いやー実に貧乏たらしいですが、けっこうそれっぽくできて満足してます。
やわらかい樹脂製なのでカッターと大き目のハサミで加工できます。

キックボートの欠点  2009.2
キックボードは走るのと同じ、と下に書きましたが、逆にそれが欠点です。
人間は歩く時の運動は一万歩くらいなら平気でくり返せます。でも走ったり、腕立てふせなどの普段しない運動量ではどんなに鍛えた人でも継続して運動はできません。
自転車が広く普及したのは、人間が無理せずに続けられる運動量で動かせるからだと思います。

今後の大きなテーマとして小さな力で安全に走る軽くて持ち運べる乗り物。それはキックボードの変形したものか、トライクなのか、ローラースケートのようなものか、自転車を軽くしたものかわかりませんが、そんなものができないかな、とボンヤリ考えることにします。

・・・その後トライクは小さい奴をネット購入しまして走りを確かめてます。小さいせいもあるのでしょうが、アスファルトの平地を走るのには馬力が出ないという印象でしたので、それっきり使ってません。追記2011.12
キックボートへの回帰 その2  2008.9
下記キックボードMS-132を持って家族で釣りに行ってきました。
電車内の様子を載せておきます。
駅内での持ち運びも、子供でも問題ない重さです。4kg以下の乗り物。
じゃまにならない大きさでした。
 
その後、この秋に2回ひとりでこのキックボードをかかえて釣りに行きました。電車を降りて約2〜4kmの距離を利用します。
キックボードは走っているのと同じ程度の運動量ですので休み休み行くことになります。
しんどい部分はありますが気楽で楽しい部分もあります。
キックボードそのままでいい、というのではなくて今後の選択肢と改造の余地を残したツールだと思います。
たとえばキックボード専用の幅40cmのつるつるの路面を作りキックしやすい小さな土手を作るとぐっと楽に走れるでしょう。(追記2008.12.6)
電車と自転車を使って行動範囲を広げるための別の解決策としては  2008.9
・行く先々の駅で自転車を手軽に借りれて、違う駅でも乗り捨て出来る
・自転車は折畳まずにそのまま押して電車内まで行って乗車できる
という方法も考えられます。これらはヨーロッパですでに実施されているところがあるようです。(タダもしくは100円程度ならいいな)
今の日本で個人で出来る範囲、ということで。
ちなみにキックボードは公道は走れないことになってますので、あくまで参考として読んでください。
キックボートへの回帰  2008.8
自転車は重い。ちょっと軽い自転車で10kgほど。めちゃ軽い自転車で右下のAバイクというのが5.5kg。自作自転車で実現できるのはこの間の重さだろう。重い。
電車を降りて釣り場まで行くのに歩いていくよりは楽に行けるのだったら自転車にこだわらないで考えてたら・・キックボードに行き当たりました。
よくあるタイプのキックボードは3kg弱。自転車と比べて座る部分と二つのペダルとチェーンが必要ないのですから・・・
この重さなら持ち運べる許容の重さではないかと思いました。

家には普通の樹脂タイヤのキックボードはあるのですが、通常の道を走ると振動と音が結構気になって遠乗りはしたことありませんでした。
市販の空気タイヤのキックボードは折畳みできない大き目の物しか知りませんでしたので、
とにかく自分で空気タイヤのキックボードを作る価値ありということで作り始めました。

構造が単純なので(下記事の竹自転車の経験を活かし)無謀にもまずは竹を利用して作ってみました(右下)。
体重をかけると竹のきしみ音が出ます。いくつかやり方を変えてやってましたが、うまくいかないので、
竹のこだわりは後回しにして(笑)鉄パイプでもいいからとにかく実用的なキックボードは実現するのかに方向転換しました。

それと平行してネットでキックボードを検索してたら小さく折畳める空気タイヤのキックボードが存在してました。世の中に存在しているものなら
自分で作る価値もなくなりますし、作っているものとの比較で勉強にもなると思い、さっそく手に入れました。(下記)。
走りは思った以上にスムーズで子供らにも好評でした。
自分で近所を乗ってみて感じたのはキックボード特有の足ブレーキだけではとっさの時に不安感がありましので後輪にハンドルブレーキを追加しました。
この仕様で歩いて20分ほどの距離のコンビニまでメール便を出しに行きましたが、自転車よりも時間がかかって疲れはするけど歩くよりはまし、という感想です。

で自作のキックボードのほうもなんとか形になりました。細かい苦労は山ほどありますが、ここでは省いて、感想は・・・ちょっと空気圧が足らないのでは?(笑)という感想です。
小型タイヤは普通の自転車とは違う空気口なので小さなハンド空気入れしかなくそのせいでタイヤがつぶれ気味の様で走りが・・・
ホームセンターでちゃんとしたものを捜してきます。次回報告します。

キックボードやスケボー以外にもストリート系の面白い乗り物はいろいろ出てきてます。
自転車のペダルでの駆動とは違って、たいていスケート系の横の力を推進力に変える駆動方法を取り入れてます。(トライクというのがそのなかでもユニークな乗り物です)
このあたりも実用的に吸収できる部分があれば面白くなるのではないかと思ってます。
折畳み式だと曲げて立てるとタイヤが上に来て電車の中などではじゃまなのでちょっと手間ですが分割タイプにしてます。4kg程度。

機種:JD RAZOR MS-132 OFFROAD(オフロード)6インチの空気タイヤです。 ・・・に後輪に別途ブレーキを追加した図。約3.5kg。

参考:Aバイク:5.5kg
溶接作業の注意「金属熱」  2008.8
近頃パイプを数本切っただけで体がだるくなり、歳かな、と思って休み休み作業をしてました。
ちょっと作業をしただけで疲れてたのが、夕方近くまで調子よく動けてたのが夕方溶接作業をしてから夜に入ってだるさが来ました。
もしや、とおもってネットで「溶接」「だるい」「毒」などで検索すると、出てきました「金属熱」。症状がまったく同じ。つかれて脱力して動けなくなる。
通常は24時間で症状は回復するそうです。(よかった、蓄積系の病気ではなさそう)
ということで今日から溶接作業では防塵マスクをしました。ほとんど筋肉痛以外のしんどさはやってきませんでした。よかった。
みなさんもお気をつけください。
釣りの輪行用自転車として_その2 〜新しい発想への転換点  2008.8
下記事のその後です。
・ギアの2段を無駄なくコンパクトに構成しなおしました。
 同時に前のめり感を多少解消させました。
・チェーンが外れないように調整するのが結構大変でした。
・下記ハンドル構成は見た目は格好いいのですが、
 折畳んだ時に無駄が出ていたので変更しました。

テスト走行もまあまあでしたので、ペンキを塗って実際にテストしてみました。
大阪から和歌山へ釣りに行き、電車にこの自転車を持ち込んで輪行です。

一回止まる時に後ろにこけました(重心が後輪の真上過ぎ)。
こけたのはいいんですが(笑)・・・
いつも持っていってるストライダより1kgほど重いだけなのですが
とにかく駅のホームの移動など重くて大変でした。
この「重くて大変」という感覚は、結構考えさせられました。

たとえこの構成でアルミや竹などを駆使できたとしても
この自転車という乗り物は、女性が自転車を電車に乗せて気軽にお出かけ、
というシチュエーションは絶対に無理だと思いました。
世界一軽い自転車、を検索して捜してもその思いは払しょくできませんでした。

この気持ちが上の記事につながります
釣りの輪行用自転車として  2008.7
釣りには下記事のストライダを電車に乗っけて行くことがあるのですが
ストライダは16インチですのでもっと小さな12インチの小型車を作ってみようと思い寄せ集めで作ってみました。3日間の作業です。
・ギア比を2段にして実用的なスピードに
・多少前のめりは可とする(プローンの例あり)
・まずは鉄で作り軽量化は別途
・倒れたアンテナの支柱を利用する
というようなテーマで作りました。

試運転はまだチェーンが外れたり、ハンドリングが多少難があったり、前のめりは極力なくしたほうがよさそうだ・・・等々 課題はまだあります。
→チェーン調整機構追加、後輪をもう少し前方に出して前のめり感を緩和するとともに、ハンドリング感を向上期待、あとは部分的にアルミ材に変更、かな。

現在重さ11kg。ほぼ鉄製なのでそんなもんでしょう。
竹製自転車を目指して 〜試作・・・失敗は成功の・・(遠い目)  2008.3
竹製自転車は試行錯誤が続いておりまして文面も長めなので別ページを作りました。
こちらです。
オーディナリーミニってことで 2008.2
竹の自転車はちょっと休憩して・・・
下記事のイージーオーディナリーが使われないで置いてあったし、オーディナリーミニの前輪も置いたままだったのでもうこの際オーディナリー好きの自分としては一台置いておこう、ということで形にしてみました。

乗り心地は・・・
前輪の回転による安定性のため、頭で考えるよりペダルの踏み込みでハンドルをとられる事はありません。

タイヤが小さいのでスピードは出ませんが、内装変速機が付いていれば実用的な速さを実現できるのではないかと思います。

かわいいヤツです。いちおう折畳み自転車。

追記2008年3月:ちょっと近くにこれ使ったんですが、遅くってまどろっこしいです。ただ、まぁ坂道は結構登りますけど。・・やはりオブジェかな。
そういえば・・スポークの張替え 2008.1
スポークの張替えはネットで調べても自分でやるのはあまりお勧めしてはないようです。結局針金の張り具合を均等にしていくことがむつかしいようです。
・・・でちょっとためらってたのですが必要があって自分で張替えしてみました。

見本の車輪を近くに置いて、軽く全部のスポークを張って、後は自転車をひっくり返して車輪を回転させながら、調整用のスポーク回しで張りを出していきますが、その時スポークを叩いて音を聴きながら音が高いか低いかで張りの具合を均一になるようにしました。そうすることでなんとか全体的に均一な張替えができたように思います。

必要って・・・
通勤自転車の後輪のチェーンが当たる部分のギアの歯が何枚も欠けてきたのです。27インチの自転車で代わりの中古の車輪が手元になく、あったのは24インチの車輪。スポークさえ張り替えれば使えるようになる・・と思いやってみました。
スポークを張替え、チェーンをかけると変な音がしてます。・・歯欠けの原因はどうもチェーンが伸びてかみ合わせがズレてきたためだったようです。チェーンも中古の別のものに変えてなんとか無事に通勤自転車の復活です。特にスポークにまつわるトラブルもなく元気に走ってくれてます。
小型前輪駆動車 その2 イージー・オーディナリー 2007.1
結局下の記事の自転車ですが、調整後ペンキを塗って仕上げました。
前輪を左下のように変えることもできので、前輪駆動用としてこれはこれで遊べる車体と思いました。
色はあえてオーディナリーっぽくない明るい色にしました。

あらためて説明しますと、前輪駆動にしてありますが、踏み込む際のペダルの位置をパンドルの回転軸に近いところに持っていくことでハンドルを取られにくくしているのが特徴の自転車です。
このタイプの自転車はこのページの下で一度試作したことがあります。またイラストのページでは紹介してますが、海外では作例もあるようです。ボクは勝手にイージーオーディナリーと呼んでいます。

課題(重さ):せっかく骨組みの省略を果たせたのに、とにかく重いです。約11kgです。
16インチの折りたたみ自転車が12kg、三角のストライダーで10kgくらいなのでそれと大差ありませんでした。骨太の鉄パイプをベースに作ったのがいけなかったようです。細めのパイプ+細い補強パイプで強度確保して作ればもっと携帯したくなる重さにできたのに、と思います。
※携帯したくなる軽さと小ささの追求については、竹を使った自転車で模索したいな、と思います。

課題(安定性):左下のオーディナリーミニは車輪が大きいのでその回転自身でペダルを踏む時の安定性の向上に寄与しているようです。12インチの小径車輪ではそれは期待できないですが、慣れればなんとかOKかと。


オーディナリーミニ
の前輪に付け替えて

 折畳めます。
運転中の動画です
小型前輪駆動車 イージー・オーディナリー 2006.12
輪行に小さなものができないかと考えてました。折りたたみの速さは世界最速でしょう(笑)。
12インチの子供自転車がベースになってます。
ここまで形にするのに切っては溶接、切っては溶接で今まででいちばんつぎはぎだらけです。ナゼか。
今日いちおう試運転ができる状態まできたので走らせましたが、イマイチかな。遅くて不安定(わかってはいたけど)。

もう少しいろいろ調整をして実用になりそうならペンキを塗って仕上げましょう。
チェーンカバー 2006.12
おひさしぶりです。

次の自転車をあれこれ考えている最中ですが久し振りにセミリカに乗りますといろいろ改造したいところが出てきていじくってました。
・チェーンカバーを付けてみました。 ママチャリのカバーを適度に切断しパイプ止めU字金具を利用し固定。ちょっとかっこ悪いけど実用的ではある。
・ペダル部のギアをちょっと大きいのがありましたので歯数40から44にしました。ギア比アップでスピードアップになりますか。
・変速用ワイヤーって途中むき出しになってますけど摩擦が大きかったのでむき出しでないタイプに変更。
などなど
輪行3 2006.5
今年最初の釣りに行ってきました。ストライダをもっての輪行です。サドルも回転させて小さくまとまっています。
写真は電車に乗せた自転車です。
・電車に乗せたときの専用のカバーとして、ペダルに靴下を切ったカバーと黒い布を使いました。移動中に転がすとペダルが回るのですがこれですと布をさっと上げて転がしていけます。
・立てかける時は小さなワッカで常にブレーキをかけている状態にすることでタイヤが固定されます。写真で小さなワッカが見えますでしょうか?
混んだ車内でもストレスなく輪行を楽しめました。

欲を言うと写真見るとハンドルとペダルの折りたたみ改造したいですね。

追記:11月の釣りにも持っていきました。移動が気楽にできて便利です。(2006.12.2)
リアカーその3 2006.4
自転車を使っての荷物運びにはリアカーがいいと思います。
重さ20kgのニワトリのエサが安くで売っているのを見つけました。約4km離れたホームセンターから運ぶのに以前下の赤チャリの前カゴに乗せて運んだんですがあまりの重さにハンドルが回転ずれを起こして難儀したんです。
そこで下のリアカーのとこにあるのと同じように自転車に普通のカートをつけて果たして運べるものか?やってみました。
20kgです。持つと非常に重いです。でもこのカートだとペダルもさして重くならずにハンドルもほとんどとられることなく運べました。
ただやはり問題はあります。
・段差などでカートがはねて回転してしまうことが何回かありました。リアカーの車輪の幅を広くし、取り付け部分も工夫するといいかな。
余談ですが、はねて回転した時袋に傷ができて中のエサが少しずつ道にこぼれて線のようになってました。途中で気付きました。マンガみたいでした。また回転した時のねじれでカートのパイプが曲がってしまいました。
→今回の経験でやはり専用のリアカーを作ってみたくなりました。
ゴムチューブの小さなタイヤで強度もあり、取り付けも簡単なヤツ。そしてできれば人も乗れるヤツ。
セミリカ座席部の補強 2006.3
セミリカの座席を支えるパイプが曲がってきていたので、支えの鉄棒(ママチャリの荷台の鉄棒を利用)を1本から2本に増やしました。

追記:座席のパイプを中に細いパイプを入れて二重構造にして強度アップしました。2006.4.1
セミリカのつくりかた 2006.2
こちらにかんたんな構成がわかるラクガキをのっけてみました。
セミリカ改造 2006.2
通称「セミリカ」
セミ・リカンベントは通称「セミリカ」と命名して上の子どもが日常的にしばしば使ってくれているのですが背が高いもんで座席を後ろにできるようにリクエスト受けてました。
座席は調整できる構造にはしていたのですが、後輪の位置からして後ろにひっくり返りそうになるので限界がありましたので、今回の改造で後輪の位置を15cmほど後ろに移動しました。
フレームの状態で、
・底辺のパイプを継ぎ足し(溶接)
・各パイプの角度調整のため、パイプを半分だけ切って角度を変えて溶接
・背もたれの角度変更(方法は同上)
・塗装
・ついでにチェーンをママチャリ用から変速機用に変更しましたがカチャカチャというチェーンのあたり音がしなくなり気持ちいい乗り心地になりました

見た目はほとんど変わりませんが、安定した乗り心地になりました。
セミ・リカンベント 2006.1

名前を付けようかな。
・鉄セメントというもので溶接の隙間やでこぼこをふさいで見た目の完成度を上げる試しをしてみました。
・背もたれはあれこれ考えたあげく、荷台とサドルのバネから作りました。
・ハンドル部分の筒は普通の鉄パイプが欲しかったのですが適当なものを探せずに結局ホームセンターで組立式パイプの樹脂コーティングされたものでなんとか作りました。
・塗装のグレーは水性ツヤ消しです。下の記事では「いまいち」と書きましたが、それからずっと使ってますが、実用上問題ないようなので使いやすさを優先して使いました。
・前ブレーキをつけたら大きく曲がる時にペダルと当たるのは計算外でした(ブレーキを曲げ修正)。変速部分のワイヤーどうしの継ぎ足しを銀のロウ付けしてみたり・・・細かいことはほかいろいろ、です。
リカンベントにみられる発車の際の不安定さもありません。実に普通に乗れる自転車です。
また、リカンベント系の自転車は立ちこぎはできないのですが、変速機付きなので坂にも強いです。
デザイン的には背もたれの縦棒角度は後方向きにすべきかな。
しばらく乗り回してさらに調整をしてみます。
セミ・リカンベント試作 2005.12
子どもから背もたれのあるセミリカンベントに乗ってみたい、とのリクエストがありしばらくデザインやら自転車の部品やらあれこれ考えていたんですが、暖かな3連休というシチュエーションが後押しして作ってみました。
ベースはもう乗ることのない子供用マウンテンバイク(?)です。その他は寄せ集め。
足の位置を前方に位置させて、小さな前輪は邪魔にならないように配置します。
前輪の回転軸に気をつけながら、ハンドルは寝かせ気味にして乗り手に近い位置にもってきます。
だいたいの形ができたので、乗れるものなのかまでテストしましたが、無理なく乗れました。一安心です。
このままさらに先に進みます。でも今回は時間切れで後は年明けにやります。
ハンドルと背もたれは作り変えます。塗装をします。どんな色にしようかな。赤いシリーズかな。あんがい白系がいいような気がしてます。
リアカー+プチタンデム?:リアカーその2 2005.12

(1)フックに取り付けた図1

(2)フックに取り付けた図2


2つ下のリアカーをもっと進めて人が乗れるような物が作れたら、輪行する時に荷物が減って便利かな、とあれこれ考えてました。
最初は一輪追加して後ろにつなげるものを作ってたんですが、テスト走行をしてうまくいかないのをさとりましたので、急きょ2輪の荷台に変えました。
制作ポイント:
キックボードのタイヤの衝撃を和らげるつもりでバネを付けました。これはサドルの部品をそのまま転用してます。
荷台の部分とアームは木で作ってみました。金属以外の乗り物を作るのはひそかな計画なので、試しに作ってみました。
タイプの違う折りたたみ自転車に対応できるように、それぞれの自転車の後輪の軸あたりから大きなフックをつけてひっかけるだけで簡単に取り付けできるようにしました。
大きく曲がる時の干渉はありますが、いちおう乗れることはわかりました。ただ、快適に街を二人乗りできるかというと、キックボードタイヤですのでアスファルト走行では衝撃が大きいようです。できれば空気タイヤで作ったほうが快適に走れそうなイメージがあります。
普通の荷物を運ぶのには十分と思います。
実際に乗っている写真
輪行2:ストライダ・プチ改造 2005.11
(1) (2) (3)サドルがジャマでしょ?(4)サドルもすっきり

我が家には実はストライダがあるのですが、実はこれ数年前粗大ゴミの時の拾い物です。どうもブレーキ故障を起こして捨てられていたようです。(どこかで傾向不良とのウワサを読んだことある気がします)
現在売られているタイプとは違い古いタイプのストライダです。
※ストライダはイギリス生まれの三角自転車。上の記事の写真参照。三角の角のひとつを外して折りたたむと左の写真(3)のようになります。
下に書いた輪行の経験からもっと快適に気軽に利用できないかと思って倉庫で眠っていたストライダに手を出しました。たたんだ時の面積はこちらが小さいので電車に乗るときに有利かな、と思いました。
改造:
1.ほとんど使わない荷台は外しました。
2.三角の上の頂点は、丸い金属を樹脂で抱えて自由に動くようになっているのですが、樹脂の部分が割れて金属が外れるようになってました。(当初はそうはなってなかったので倉庫に入れたり無理な操作をしたためでしょう)補助金属板で割れた樹脂を抱え込むようにしました。図(1)
3.たたんだ時にサドルが飛び出ている(3)ので、図(2)のようにネジを曲げて手で回せるようにしました。内部に回転防止用のピンが立ってますが、サドル部を上部に抜いて回転できるように短くカットしました。
→というわけで図(4)のようになりました。
先日、これを持って一人で輪行しました。釣りに行ったのですが、駅から釣り場まで多少距離があっても非常に便利ですし場所の移動も気楽にできます。
課題としては
1.カバーを下のポンチョを利用したのですが、このストライダはペダルのギアがどちらに転がしても回る構造なのでヘタすると巻き込んでしまいますので、部分的に覆う専用のカバーの自作が必要。
2.ペダルは折りたたみ自転車のように折りたためないので交換しようとしたのですが、日本の規格とはちがう小さいサイズのネジでしたので、断念しました。
3.ハンドルが前に出てますが、できれば斜め上に短くしたい。
4.ハンドルの折りたたみ。最近のストライダはできるようです。
・・・まあ気が向いたらそのうち改造します。
輪行+リアカー・その1 2005.11

子ども2人と自転車1台+カートでおでかけ
この秋、はじめて自転車を持って電車利用しました。輪行というやつです。
多少戸惑いもありましたが、子どもらが乗り気だったので思い切ってやってみることにしました。
隣の県に釣りにときどき行くのですが、駅から釣り場までちょっと歩くので時間節約のためです。
電車へは胴体で2つ折にした状態でゴムベルトで固定し自立するように木の棒をペダル近くのパイプの穴に突っ込んでます。(ちゃんとしたスタンドをつけるべきところですが)
電車へ乗せるときはカバーをしなければいけないということでしたのでスカートタイプのポンチョをかぶせてます。(チェーンあたりの油で多少汚れましたのでこのあたりの防油改造が必要かな)
電車が込んできたら自転車をまたぐようにすると結構省スペースになります。
輪行用のバッグもありますが、あれはまるごと包むのでホーム内の移動が持って運ぶことになりますので、結構重くて大人でも大変です。今回はタイヤを出してるので転がして移動はできてます。
荷物はカートに乗せていたのを自転車のサドルにゴムベルトでつないで運びました。(ボクは空き缶拾いのおじさんのイメージが頭をよぎって、どうかなと思ってたんですが、子どもらには非常に受けました)
というわけで荷物運びも楽でした。
この記事は改造自転車というよりも、自転車活用実践事例ですネ。
プローネ(と呼ばせて)テスト  2005.9
「Running Bicycle(ランニング自転車)U」(実はプローネ、ほんとはプローン)としてイラストページに掲載している乗り物を試作してみました。
実際にプローンという自転車は→ここ のページのようにスピード重視の乗り物なので、そういう意味ではこれはプローンと呼んではいけない気がします(笑)。

下の「オーディナリー的」と「イージーオーディナリー」から部品をとってありあわせで試験的に組んでみました(どういうものか興味があったので)。
最初は座るように考えてたのですが、サドルが高すぎてどうしようかと悩んでたら、こんな形になりました。サドルで腹当てができたのはラッキーでした。
乗り心地は悪くは無いです。最初苦労してた娘もちょっと乗ってたら普通に乗りこなしてました。こぎ始めは立ちこぎの要領で、その後サドルに体を預ければ普通に乗れます。
サドルが前後にスライドしてくれるといいな、と思いました。

良い点:軽い。構造単純。折りたためるかも。
ママチャリ+ 子供自転車  その2(赤チャリ)  2005.9
 ときどき通勤にも利用してます。
下記事に載せている青い自転車がちょっと置きっぱなしになっていたので実用的に耐えうるように、もう一度細かいチューニングをしました。
・・・とはいっても新品は使ってません(笑)。
・フレームの塗装
・後輪を黒塗装
・ハンドルのガタツキを改善
・フレームの気に入らなかったところを追加溶接
・かごの補修と保持金具の強化(大きい荷物乗せれるよう)
 ←かごはよく破れますが普通の針金で縫うようにつくろったあとで黒塗装すればOKです。
・ペダルと後輪のベアリング部分の調整
・鍵の取り付け
見た目はあまり変わらないと思いますが、これでも約2週間分の土日をつぶしてしまいました。
(小さい写真見ると荒が見えないのでよさげですね)
ちょっと失敗だったな、と思ったのは塗装です。ホームセンターで水性の屋外用塗料のカンを買って刷毛で塗ったんですが、ちょっと衝撃に弱いようです。手軽な自転車用のスプレーですませたほうが良かったかもしれない。(その後まあ特に次々に塗装がはげるということもないので良しとします。2005.12追記)

このシルエットは結構気に入ってます。
小径車は増えましたが、このタイプはまだ市場で見かけないので再調整する価値があるかな、と思いました。
(更新履歴見ると一年に一度秋に改造楽しんでる周期です)
オーディナリー的 2004.11
オーディナリー・プラス
これは、思ったより操縦しやすかったです。
まあ、ほとんどオーディナリー(ミニ)なんですが(タイヤが同じモノ)、ちょっとやってみたかったのです。
フレームを下のイージー・オーディナリー、フォークを錆付いてたネオ・オーディナリーから加工。

まあ、ほとんどオーディナリー(ミニ)なんで独自性はないですが、乗りやすかったので実用機にするべくもっと調整しようかな?



一輪車に後輪アシストをつけたら走りやすいのではないか、と前から思っていたのでちょっとやってみました。
でもちょっと乗れない乗り物でした。多分前輪の角度に問題があるのでしょう。
それ以上調整はしませんでした。
 
 一輪車・プラス
イージー・オーディナリー試作機 2004.11
ほんとは前輪直線駆動にしたいところですが、ふと考えてみたらこんなんでもオーディナリーよりは乗りやすいのではないかと思い、作ってみました。
イメージイラストはこちら
まだ細かい調整は必要なんですが試運転したところでは、思ったとおり、わりと普通に乗れます。
車の多い車道では不安ですがのんびり公園を走るのにはなんとか大丈夫くらいの乗り心地です。

後輪をキックボードの車輪まで小さくしてもいいのですが、おしりに振動が直接伝わり、ちょっといただけない(ダンパー必要)。
このH字のフレームはいいですよ:
前輪のフォークをオーディナリーミニ用に作り、付け替えれば普通のオーディナリーとしても使えるフレームです。
後輪を、サドルの高さ調整部分と同じ構造にしたので簡単に高さ調整できるのがミソです。
前輪、後輪付け替えに応じて簡単に調整できます。
普通のママチャリからあまり複雑な加工無しに作れます。

こんな感じで後輪は小さくできます。
アスファルトは空気タイヤがいいです。
2004.11.14
ネオ・オーディナリー試作機 2003.9
オーディナリーミニの前輪と後輪を部品としてネット購入してフレームを自作しました。
ネオ・オーディナリー1号試作機です。
前輪駆動、後輪ハンドルです!

背もたれ付け、ペンキ塗って・・といきたいところですが試運転でつまづいております。


ハンドルは、方向を変える為とバランスを取る為の2つの働きをしています。
後ろにハンドルがあるということは、その2つの働きをどちらかが普通の自転車と逆になるようです。後輪の軸の傾きなど調整したりしてますが・・
現在3mほどしか、よう こぎません(泣笑)。
10m走れたらペンキ塗ります。
ママチャリ+ 子供自転車
ちょっと塗装やら細かい修正しました。(2004.8.28)
オーディナリーのフォルムの美しさにあこがれてますが、
前輪駆動・・・
それを現代によみがえらすには少なくともペダル部分を
フリーハブにする必要があると思います。
それは,自分にとってはちょっと高いハードルなので似たような面白さを簡単に実現できる方法でこの自転車を作ってみました。

おもろい自転車(イラスト編)に載せている、ノンストーリーマンガ集「ひとつ」5号の表紙に描いた前輪の小さな自転車と同系列の自転車です。


大人用ママチャリは26インチの自転車です。
26インチほどの大きいタイヤは小型の車輪と比べると大きいインチの方が回転の慣性力で安定感がある様に思います。
ただ、小柄な女性が26インチに乗っているのを見ると、ちょっと自転車が大きく見えます。
そこで、前輪だけ小さな車輪に変えます。
また最近は後ろの荷台を最初から付けていない自転車も多いので座席を後ろにシフトさせました。このことで座席から前輪までの距離をかせぎ、ブレーキをかけたときの安全性を確保してます。

このタイプの自転車には、前カゴ部分に大き目の荷物を積むことが可能です。
ホームセンターから長い木材とか運ぶのに便利です。この自転車は実用機として結構使えます。
子供自転車を 大人が乗れる自転車に
折り畳み自転車がはやりだした頃だったかな。
ボクは折り畳まなくてもいいから単に小さい自転車が欲しくなったのでした。
それで改造した自転車です。
最初はボクが乗ってたんですが、下の自転車に乗っていた子供が少し大きくなり(小学2年)大人の自転車と同じスピードが出せるこの自転車に乗るようになりました。
サドルを子供用に付け替えての写真です。

上の子供自転車からさらに大きなペダル部分のギアを変速器付き自転車の大きな物と付け替え、さらにギア比をアップしました。
ペダル自身も大人用に付け替え、径を大きくして こぎやすくしてます。
単に大人用のペダルを付けただけでは地面にペダルが擦りやすくなりますのでペダルの位置自身を高くする改造が必要です。
その為に胴体をいったん分離して角度を変えて補強しつつ、つなげるという事をやってます。

また、サドルとハンドルを高くして大人も乗れるようにパイプを継ぎ足してます。
子供自転車マイナーチェンジ
元はご覧のように普通の子供自転車です。
子供が幼稚園の頃は良かったんですが体が少し大きくなって、スピードももう少し出たらいいなぁ、と思いマイナーチェンジしてみました。

(1)ペダルのギアの部分を大人のママチャリ用のものと付け替え、ギア比をアップしました。合わせてチェーンの長さの調整をしてます。

(2)ハンドルもママチャリのものと付け替えました。

(3)サドルも支柱が長いものと付け替えました。
特殊な工具 主に自転車のパイプを切ってつなげる、という作業をします
グラインダー
パイプを切るのは最初はパイプカッター、次に金切ノコ、
その後グラインダーを譲り受けたので金属カットに使うようになりました(2016.6〜)。2019年現在2代目が活躍。
すごい騒音で最初はビビりましたが体力減ってきたのでよく使うようになりました。今ではこれ無しでは加工はムリです。溶接後のヤスリ掛けにも重宝します。
■一度目に異物が入って自分ではどうしようもなく眼医者で除去してもらってから、必ず加工時にはゴーグルするようになりました。
電気溶接器(2代目)2019.11
初代の溶接機は内部部品はトランスのみで、家庭用交流をそのまま低圧にして使うタイプ。この2代目は内部に複雑な回路を持っており、インバータ方式で電流調整もできて厚めの金属への溶接も可能であらゆる面でとても優秀! 溶接がとても楽になりました。 軽くて1万円もしないなんて! Amazon通販で手に入れました。
電気溶接器(初代)
写真右の電気溶接機をホームセンターで手に入れました。
ご覧のように小さいので扱いが楽です。1mmほどの板金の溶接には十分です。
ガス溶接はガス扱いに免許がいるそうですが、電気溶接は不要だそうで始めました。
慣れるまでがなかなかバチバチッという音に命が縮みますが、慣れるとおもしろくて楽しいです。
■追記2003/9:溶接棒の種類によって火花の飛びかたが全然違う事を経験しました。この溶接機では「軟鋼用 B-01」が良いようです。「低電流用薄板用1.6mm BL-02」は火花の飛びがうまく続きませんでした。 追記2004/11:BL-01を先日買いましたがB-01と同じようでした。

これは交流溶接機ですが、直流溶接機がなにかと使いやすいとの情報があり、ヤフオクで40Aのダイオードを入手し追加改造して直流機としてしばらく使ってました。数か月後にダイオードは壊れたので交流に戻しました。確かに直流は使いやすかった気もしますが、交流に戻しても十分使えてるので、まあいいかな。(今度直流にするときは40Aのダイオードを並列にするといいかな)(追記:2016.6)
溶接のコツと注意
■溶接で開いた穴は別の太めの針金などを差し込んで再溶接すると、ふさがりやすいです。
■追記2003/9:溶接後は先のとんがった金づちとワイヤーブラシで溶接カスをしっかり取り除く必要があります。カスがあるとそこに塗料がのらなかったり、サビが進行したりするようです。カスを取り除くことで溶接の不十分なところも見えてきますので追加の溶接もしましょう。
■溶接する時にくっつける材料の大きいほうにまず放電させて熱を持たせてから小さい部材を溶接するといいようです。小さいほうが溶けるのが早いですから。
■溶接マスクはよくある片手で持つタイプでしたが、帽子のようにかぶれるように改造しました。溶接時に両手が使えるようになるのでおすすめです。(追記:2016.6)
◆追記2008.8:溶接作業では防塵マスクをしましょう。溶接した煙で金属熱という体がだるくなる症状になることがあります。一日寝れば直る症状のようですが気をつけましょう(経験者より)。
チェーン外しの道具
チェーンの長さを調整するためにチェーンをひとつひとつ外す道具が必要です。大きな日曜大工屋さんで手に入れました。
改造のポイントと注意
前輪の車軸
改造で、いったん車体を組み直す場合に、前輪の取り付け角度が大切になってきます。
ハンドルを左右にまわすときの回転の中心と、タイヤが地面に付いている点とが 同じになることがハンドル操作のやりやすさになってくるようです。
具体的には、ハンドルの中心が前にありすぎると、ハンドルを切りにくくなります。逆に後ろですと、走り出すととてもハンドルが安定しません。
実際やるときは、仮止めくらいで軽く前や後ろに車体を動かした時にハンドルがむやみに回転しないか確認したり、実際走らせてみることをおすすめします。

(バイクでやたらハンドルが高くてタイヤが前に出ているタイプのがありますが、タイヤの回転軸は目立たないようになってますがよく見ると上記のような位置関係になってます)

くれぐれも注意ください
改造自転車に乗るときは、事前に十分公園など(公道でない場所)で安全性を確認することをおすすめします。
長く走っていますと、途中でネジが外れたり、最初の頃は溶接部が外れたりすることがあります。変な音がしだしたら要注意です!
くれぐれも気を付けて、改造自転車を楽しみましょう。


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