竹の自転車 奮闘記2008.4.1
失敗は・・成功に近づけてるかな・・(遠い目)  2008.3
改善点:
・構造的に三角構造を強化などしました。
・一部に丸い竹をそのまま使ってます。
結果:
全体的な強度も向上して、サドルに乗ってペダルをこぐ、という行為はなんとかできる強度になったようです。
実際にペダルをこぐとハンドルがフリーなので振られてしまい安定しません。
ハンドル部分の固定などしなければ・・・

といったところです。
試作・・・失敗は成功の・・(遠い目)  2008.3
目的
・折畳みの自転車。
・できるだけ軽い自転車。
・竹の大きさなどを選ばずに作れる自転車
・走るのに最低限必要な強度をもった自転車
・樹脂系接着剤などの特別な技術を使わないでなるべく日曜大工的な技術で作れる自転車

手段
・竹刀は割れた竹の組み合わせであるが、最初から割れている物を使ってできれば使用途中で割れる心配をしなくてすむのではないか?
・「3人寄れば文殊の知恵」の小さい枝でも合わせると強度が増す
ということをヒントにスタート
・ちょい乗り自転車なのでサドルやハンドルの高さ調整などは犠牲にする。
・鉄板をベースに竹を平らにして両側から張り合わせるようにする。

2008年3月現在の結果
・未完成、というか失敗です (以下は失敗自転車画像となりますので念のため)

試作1
試作2:下のアルミ自転車の構造を利用
鉄板と竹をてぐすで張り合わせる

(こんなところで釣り針のしかけを作る時の結び方が役に立つなんてうれしい)
折畳んだ状態
折畳んだ状態
課題
・サドルに体重をかけたり、ペダルを踏み込むとどうしてもねじれが発生してしまう。
 2枚の竹をより強固に固定するといいのだが・・
・鉄と竹の接合部分が多少ずれが生じる
 抜け方向とはさみ込んでる垂直方向には強いけれど水平方向にひずんでずれた時にはずれが生じて元にはもどろうとしません。
 破たんするほどではないがずれないにこしたことは無い。
・重量が10kg程度(試作機1)であり、思っていたより重い。

重さ約10kgの内訳
・竹フレーム部:約5kg弱(サドルとハンドルも込み)
・タイヤとペダル:約5kg(タイヤが各1.5kg、ペダルとチェーンで2kg)

これから先の作戦
・ねじれに対して強くするには
 1.2枚の竹の合わせ目をより密着性を強化する(ということは割れてない竹のようにということか?)
 2.いっそ割らない状態の竹を使う
もしくは
 3.構造的に補強をする
ということになると思います。

・鉄と竹の接合部分をさらに強化するには
 タコ糸はやめて弾力性と耐久性のあるてぐすで接合しているが、多少の弾力性がズレをストップできていない。
 1.外側からタコ糸+ボンドで固めることで鉄と竹の密着性を向上させる
 2.ズレ方向にも鉄でストッパーを追加する ←あまりやりたくない

・重量について
 目的がまずは日曜大工で竹製の自転車を作ることだから、重さの優先順位を落とすことにする。
 

世界の竹自転車の事例
1BME:非常に完成度の高いカーボンや竹製のフレームをたぶん個人で作られている
2CalfeeDesingn:ガーナに竹の自転車を教えたりもしている自転車メーカー
3American Bamboo Society
4日本で竹の自転車が買えます
小型アルミ使用自転車 その1 2008.1
1年ぶりです。2007年12月から結構時間かけてます、が。

竹製の自転車を作りたくなりました。
竹製の自転車の作例はネットで探すといくつか見つかります。
丸い竹をそのまま樹脂で固めて使っていたりするようです。
ただ、竹の特性である「軽さ」を利用した折畳み自転車は探し当てられませんでした。
竹はアルミと比べても軽いですから、折畳んで持ち運ぶ自転車にこそ利用価値があるのではないかと思い、あれこれ考えました。
最初のイメージは三角のストライダという自転車を模したこんな、でした。

竹は横からの衝撃には弱いでしょうから、ペダルやサドルを三角形のエッジになるべくくるようにしたいなと、あれこれ考えてました。
きちんとした設計図も無いままに、イメージイラストを元に実際に形を整えながら作っていくうちに、形はどんどん変わり、時間がかかっている割にやっとテスト走行できるようになりました。
ギア比は変えなければスピードでないですが、走行自体は問題無いところまではこぎつけました。

ただ・・
竹に関しては、金属部分との固定方法であれこれ頭で考えて、前に進まなくなったのでとりえず、アルミのパイプで置き換えておけば、その部分を順次竹に変えていくこともできるのではないか、と思い、今はここまでなのです。

重さは10kgです。三角のストライダとほぼ同じ重さ。
このままで塗装して仕上げるのはしゃくなので、もうしばらくやれそうなことをやってみます。


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