我が家のベランダの棚の上にいつの間にか鳩が巣を作ってました。いつヒナがかえるのかな~と楽しみにしてたんですが、半月ほどたってもいっこうにヒナの声が聞こえません。心配になって久しぶりにのぞいてみると、ヒナは2匹ともすでにかえってました!よかったよかった。
ヒナはピィピィ大きな声で鳴くものと思ってましたが、鳩のヒナはそうではないようでした。
気をつけて聞いていると親鳥が帰ってきたときにそれも小~さな声でピィ・・ピィ、と鳴いてるのを1回だけ聞くことができました。
小さな隙間に巣が作れる小鳥とは違って鳩は
大きめの鳥なためでしょうか、わりとオープンな場所に巣を作ってたので、猫やカラスに見つからないように静かに過ごしているにちがいありません。
そこであらためて気づかされたのは
「見えているものしか見えていない」のだな~
ということでした。それまで私には見えてなかった鳩さんなりの真実が少し見えました。
「見えてないもの」の中には一人一人の心の中、内宇宙というのもあるでしょう。
それをマンガ作品に昇華させて見せることには
意味があると思います。
たとえ読んだ人に
「個人的な経験なんだ、あんまり共感できないな」
と受け取られやすいとしても。
この本ではあえて
「共感よりも自己主張」
を大切にしたいと思います。
ピィピィと鳴かないのなら鳴かないなりの。
これが私の見てきた せかい
これが私の望む せかい
これが今の私が描ける せかい
大樹さんの「大樹の2016.4月熊本震災日記」は必見です。
にのみやあおさんの再録とインタビュー掲載。
白井弓子、なかせよしみさんも参加してます。
No Code Website Builder