117*80cm(P50号)ケント紙、丸ペン、耐水性アクリル系インク、アクリル絵具
2014年に「おもかげ12ヶ月」で描いていて、マンガ的な人物画では喜怒哀楽の表情を描ける可能性があることを感じました。絵画の世界では微笑みはあるけれどもそれ以上の笑顔は描かれることはあまり無いように思います。省略技法のマンガ表現でこそ魅力的に笑顔を描けるのではないか、ということで笑顔で絵画的に挑戦してみたわけです。
日本の昔話や万葉集にいくつか歌われている「真間の手児奈」というお話があり「手児奈は、青いえりのついた、麻のそまつな着物をきて、髪もとかさなければ、はき物もはかないのに、上品で、満月のようにかがやいた笑顔」という記載にヒントを得て、質素で笑顔が美しい、というコンセプトで描きました。ちょっと古風に。
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