ボクが読んだ本 〜作品を描いていた当時に主に読んでたので古い本もありますが。
「下水道革命―河川荒廃からの脱出」げすいどうかくめいかせんこうはいからのだっしゅつ
石井(いしい)(いさお) (著(ちょ)), 山田 国広 (著(ちょ)) 単行本(たんこうぼん) (1995/11/01)
藤原書店(ふじわらしょてん) ¥2,330
石井(いしい)さんのヤクルト容器(ようき)を使った合併浄化槽(がっぺいじょうかそう)の話は
行政(ぎょうせい)を含(ふく)めた下水道の有効性(ゆうこうせい)や無効性(むこうせい)を知る上でもためになります。
各家庭(かくかてい)に石井式(いしいしき)の浄化槽(じょうかそう)レベルのものがつけば、河川浄化(かせんじょうか)は夢(ゆめ)ではないんですが。
「ビオシティ」(BIO City) :季刊誌(きかんし)
ビオシティ  ¥2,500
この雑誌(ざっし)は建設関係(けんせつかんけい)の本です。兄貴(あにき)がその関係(かんけい)の仕事をしていて紹介(しょうかい)してくれました。
ビジュアル的(てき)にも実に面白い本です。
屋根の上に植物を植えるとか、浄水(じょうすい)システムの組み込(くみこ)みやビオトープなど、海外の事例(じれい)も含(ふく)めて見て楽しめる本です。
専門誌(せんもんし)なので季刊雑誌(きかんざっし)ですが値段(ねだん)が2500円と高めですので図書館などで頼(たの)めばいいんじゃないかと思います。
別冊宝島(べっさつたからじま)101「地球環境(ちきゅうかんきょう)・読本」
1989年JICC出版局(しゅっぱんきょく) ¥1010
この本の中に槌田敦(つちだあつし)さんの「すべての代替(だいたい)エネルギー開発は石油のムダ使いである!」
という対談があるんですが、
実に取り付(つ)く島の無(な)い対談で、読んでてちょっと気分悪くなりますが、
言わんとしていることは分かります。
つまり、
太陽電池でさえそれを作るのにエネルギーが必要(ひつよう)となるのだから、
太陽電池の普及(ふきゅう)することが即(そく)エネルギー問題解決(もんだいかいけつ)につながる、
という一方的(いっぽうてき)な発想は危険(きけん)であるということ。
つまり、石油に代わる交替(こうたい)エネルギーについては救世主(きゅうせいしゅ)のように議論(ぎろん)はされるが、
重要(じゅうよう)なことは交替(こうたい)エネルギーを探(さが)すことではなく、
エネルギー消費自身(しょうひじしん)をまず下げなければなにも解決(かいけつ)しない。
ということ。
そのことを教えてくれるのでムシできない本です。
NHK人間大学1994年7月〜9月
「日本の水を考える」 宇井純
<--今では入手不可能(にゅうしゅふかのう)でしょうから、
もしくは、宇井純さんの他の本。
宇井純さんの実践(じっせん)されている浄化設備(じょうかせつび)は実に単純(たんじゅん)で気持ちのいいものです。
つまり、広い池と魚で十分浄化(じゅうぶんじょうか)できる、というものです。
効率(こうりつ)を上げるには、モーターで水をかきまわせばいい、と簡単(かんたん)です。
好気性(よいきせい)バクテリアを有効(ゆうこう)に活用する手法(しゅほう)であり、その単純(たんじゅん)さが気持ちいいです。
家でやってる、台所排水(だいどころはいすい)の池もちょっとだけそれにあやかっています。
トイレの本2. 地球環境編(ちきゅうかんきょうへん)
「自然(しぜん)はめぐる」1992年
鶴 都留とおトイレ研究班(けんきゅうはん)
五月書房(しょぼう) ¥1380
トイレの浄水(じょうすい)について事例(じれい)も含(ふく)めて紹介(しょうかい)されてます。
今住んでいるところは、簡易水洗(かんいみずあらい)トイレといって、汲み取(くみと)りの浄化槽(じょうかそう)(な)しの設備(せつび)なんですが
それまでは、そんなとこは臭(くさ)い、と思ってたんですが、簡易水洗(かんいすいせん)はちゃんと洋式トイレのようになっており
排泄物(はいせつぶつ)のフタもちゃん重みで自動で開け閉(し)めして、なにより水洗(すいせん)だけど水も格段(かくだん)に少なくてすむという、
実に効率的(こうりつてき)な設備(せつび)であることを知りました。
それで、この本なんですが、今話題の汲み取(くみと)りの必要(ひつよう)(な)い設備(せつび)やらいろいろ掲載(けいさい)されており、見識(けんしき)を広めることができます。
将来的(しょうらいてき)には自分の排泄物(はいせつぶつ)を汚(きたな)いイメージでなく、肥料(ひりょう)として畑に還元(かんげん)できるような、
そして電気もほとんど必要(ひつよう)(な)いそんな、トイレができないものかと、期待してます。
昔の肥溜(こえため)のイメージを払拭(ふっしょく)してくれる、そんなトイレがあればぜひ家でも使ってみたいです。
「やってみよう雨水利用(あまみずりよう)」1994年
北斗出版(ほくとしゅっぱん) \2000
雨水利用(あまみずりよう)を実践的(じっせんてき)な事例(じれい)でイラストも豊富(ほうふ)に使って楽しく書いてあります。
実践的(じっせんてき)、というのがボクは好(す)きみたいです。
「地球環境(ちきゅうかんきょう)を土からみると」1990年
松尾嘉郎、奥薗壽子
社団法人(しゃだんほうじん) 農山漁村文化協会(のうざんぎょそんぶんかきょうかい) \1300
文字どおり、土の話です。
「自然(しぜん)エネルギー実例集(じつれいしゅう)」1995年
桜井薫編(さくらいかおるへん)
パワー社 \1648
日曜大工レベルの実例集(じつれいしゅう)が多く、事例(じれい)も太陽エネルギーから風力、メタンと幅広(はばひろ)いです。