叙情マンガとは?

ここでいう叙情マンガは1〜数ページの短いマンガで、
どうも一般的なストーリーマンガの作り方と違うようなのです(同じところも多いですが)。
そこで何人かの方とお話ししながら叙情マンガ作りのポイントをまとめてみました。

でもこのことに縛られる必要はありません。
理屈では説明できないところもある気もします。
いったん自分で考えてあとは自由にやっていただければと思います。
・・・今とはちょっと違う作品作りの参考になれば、と思います。

(1)ある事柄の切り取り方のうまさが楽しめるマンガです。 起承転結の物語の山谷、オチを楽しむのは4コママンガやストーリーマンガであり、叙情マンガでは雰囲気そのものを楽しんだり、微妙な感情の起伏を楽しんだり、描かれてない部分を想像して楽しんだりするので、山谷やオチを誇張しなくても、たとえ無くてもよいのです。
(2)言葉の流れと絵の流れを意識して作ります。 言葉と絵の流れ、そこに音や色も感じれるように工夫するとさらに重層的な効果が出る可能性があります。
読み手も言葉だけで内容を理解しようとせずに絵の流れも見ていくと面白さが増します。
(3)よどみのような隙や間も入れてみる。 構図やコマ割りで流れに変化を付けることができます。セリフの無い絵だけのコマを入れるのもいいと思います。
それは余韻につながります。
またはちょっとしたユーモアやカワイさがそれになるかもしれません。
(4)自分の記憶や実体験から引っ張ってくる。 特に奇抜な絵空事に思われがちなお話を作られる場合には、読み手の気持ちを引き止め近づけるため、現実感のある描写作りに役に立ちます。
また短いマンガだと登場人物をそこで初めて見るわけで、すぐには感情移入できません。上から目線や他人行儀では他人事のお話になって読み手の心が離れたままで終わりがちです。感情のわかる表情を入れたり、心の声などでも補完できそうです。
作品によっては、逆に読者との距離をとる手法もアリです。そこは個人の好みで。
(5)もう一人の自分や親しい人に聞いてもらうような同じ目線を意識する。
(6)キャラや設定を自分の好みに置き換える。 絵を描く作業は手間がかかりますのでそれがハードルになって描けない時もあります。楽しく描く作業できるように工夫してはどうでしょうか。
(7)上手下手とは別の次元で気持ちを入れて作ることは、相手に伝わる事が多くなる気がします。 絵は自分のサイン(署名)のように一人一人違いのあるものと割り切っていいと思います。
ゆっくり描くということでもなく、楽しい気持ちで勢いよく描く線もいいものです。
(8)他の作品と似てることに気がついても描いてみてください。あなたが描くことで必ず新しい意味が生まれます。

試作マンガです。3月初め時点の内容で自分のマンガがどうなるか?を試しに描いてみました。特に間と絵の流れを意識しました。う〜ん今までとそんなに変わってない気もしますが、さて?
・「叙情派ひとつ」では上記のような叙情マンガ以外に、気分転換や刺激になるマンガや4コマも募集してますので〜。
・これからもいただいたご意見に耳を傾けつつ、都度修正・更新していければと思います。(2017/3/14,8PM時点)