紹介したい作品たち 2004.11.19
より多くの人に読んでいただけるとうれしいな、という作品たちを紹介します。

「瞬の扉(たまゆらのとびら)」
(C)田井亮子/幻堂出版
ISBN4-944236-22-0
「瞬の扉(たまゆらのとびら)」は異世界をめぐるひとつの大きな流れの中にさまざまな登場人物の人生を垣間見させつつダイナミックに描いたファンタジー作品です。

ボクが非常に好きなのは登場人物たちはファンタジー作家だったりするわけですが「作品を作る」ということについていろいろ障害はあるにせよやっぱり「書きたい気持ちを忘れない」「書かずにはいられない」
そんな気持ちがいっぱい詰まっててとても他人事ではない気で読んでしまうのです。

田井亮子さんは、以前「真珠母」や「わたしのこえ」という作品を描かれており、その作品もモノを創作する姿勢とか夢とか描いた作品で、非常に印象に残っています。

田井さんらしさがいきたすばらしい作品だと思います。


「ぎやまん亭奇談」
水記利古/青心社/1987
ミステリー仕立てで茶目っ気のあるやりとりを交えながらドラマチックなストーリーを展開するこれらの水記利古さんの作品は、とても魅力的な味を持っています。
その中でも「交雑酔夢少年」は異色で、キャラクターとストーリー展開には驚きをもって何度も読んでしまう作品なのです。

これらの本はすでに絶版です。ですが、一度ぜひ紹介したいと思ってました。

「交雑酔夢少年(チャンキー・ボーイ)」
水記利古/青心社/1988

「チャイナマーブル」
水記利古/青心社/1988


これらの作品は、ボクの描いているマンガとはちょっと違って(といいますかボクには描けそうにない)実にドラマチックだったりします(笑)。



本の表紙については幻堂出版には確認をとり、掲載しております。他はことわりなく掲載しておりますが、ご都合悪い場合は連絡いただけると幸いです。
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